変化
「カケル〜ご飯よ!!起きなさい!!」
俺は目を覚ます
「寝ちまったのか…」
さっさと着替えると下におりる
「母さん〜?」
俺が呼ぶと、昼ごはんを用意していた母がこちらを向く
「おはよう!!ご飯食べたらお風呂はいってらっしゃい!!あんた、昨日そのまま寝ちゃ ったから入ってないでしょ?」
「わかってるよ!!」
俺は返事をするとさっさと飯を食うと風呂に入った
そして、でてきて鏡を見ていると、首筋辺りに赤いマークがあった…
いわゆる、「キスマーク」と言うやつだ
「………シキめ………」
俺は急いで着替えると母に聞いた
「母さん!?俺が寝てる間にシキきたの!?」
「きたわよ〜あんた、起こしたけど起きなかったからしばらくの間、あんたの部屋で待 っててもらったんだけど…起きないから帰っちゃったわよ」
…なんか、あるな…
「あ!!そうそう…なんか、一時にいつもの場所に来て!!っていってたわよ」
「え!?えええええええええええ!!」
俺は時計を見て慌てる
「もう、一時過ぎてるじゃねぇ〜か!!なんで、もっと、早くいってくれねぇんだ よ!!」
「あんたが起きなかったんじゃない…?」
俺は急いで支度する…
なんで?そんなにいそぐってか?
それは、…………待たせてる相手が「シキ」だからだ…
あいつを怒らしたら最後…
考えるのは良そう…それより急ごう!!
俺は急いで家をでる…
やばいなぁ…完璧遅刻だ…
待ち合わせ場所のいつもの場所とは近所の公園なんだが…
そこに呼び出されるときはろくなことがない…
しかも、寝ている俺にいたずらをしていった日なんかには…
最悪だ…
前の時は別れた男がしつこいから何とかして
ここまではいい…
相手が問題だ…
その相手とはやくざのえらいさん
シキいわく…
「お金いっぱい持ってるからみつがしたのよ!!」
その時のいたずらは顔に落書きだったが…
今回のいたずらからしていままでで一番最悪なパターンになりそうだ…
そんな、ことを考えていると公園についた
「あぁ!!!カケル!!おそい!!このカケルの大事な愛しのシキちゃんがどれだけまった か!!」
なんか、わめいてるので無視する
「なんの用だ?」
「無視するな… 別にたいした用はないよぉ〜」
「なんだよ…そりゃ…」
「だってぇ〜このごろカケルがデートしてくれないんだもん!!」
「俺も忙しいんだよ!!第一!!何で彼女でもない奴とデートしなきゃならないん だ!!」
「昨日は暇っていってたじゃん… それに…私とのデート断ったら…怨まれるわよ」
そうだ…断った日にはこいつの親衛隊やらに…
それに昨日暇って言ったのは失敗だった…
「たまにはいいじゃん?」
シキが俺の顔を覗きこみながらいう
「だめ?」
おキマリの手を使ってくる
「わかったよ…どこ行くんだ?」
「わ〜い!!じゃあ、U○J!!」
「はぁ〜」
なんで、俺…こいつに付き合ってるんだろ…
俺はシキに引っ張られてU○Jに向かう
夕方
「たのしかったねぇ〜」
「そうだな…」
つかれた…
そう思いながら歩いていると前から歩いてきた男とぶつかった
「すいません!!」 頭をさげる
「キミの能力はもっと強くなるよ…」
「え?」
俺はそういわれ顔をあげた
しかし、そこには誰もいなかった
「どうしたの?カケル?」
「なんでもない…」
もしかして…俺は自分の能力に変化がないか確かめる
なにも違いはない
気のせいか…
あの男は一体…
シキの心(私はしらないよ)
え…?
俺…声にだしてたっけ?
「キミは他人の記憶をのぞけるようになったんだよ」
男の声が頭に響く
周りを見回してもシキしかいない…
「カケル〜!!」
どうなるんだ俺…
「えい!!」
「なにすんだいきなり!!/////」
「だって〜カケルが返事しないんだもん」
なんで俺がはずかしがっているかと言うとシキが俺に抱きついてるから…
「はなれろ!!」
「ぶ〜ぶ〜」
「さっさと帰るぞ!!」
そういってシキを振りほどき二人で家に帰る
俺は帰る間ずっと男の言葉を頭の中で繰り返していた…
俺はどうなるんだ…?
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