魔法使いは魔法を使って何でも出来る凄い存在 だけど元々は皆と同じ人間だった。 その中で1つ違うこと…それは世間一般で言う良い人 でも良い人≠ヘ良い人が故、後悔を残して死んでしまう人が多い。 そこで神様は物質界に未練を残した良い人≠フ願いを叶えてあげることにした。 しかしそれには条件が1つ。 願いを叶えるには大きな力がいる。 その力を得るためには「2人分の命」が必要。 しかし、死ぬ予定の無い人間から魂を得るには、本人が自分の命を手放そうとしなければならない。 そこで天界を離れる事が出来ない神様は、その人を魔法使い≠ノして物質界へ送る。 勿論、自分で願いを叶える程の魔力は持てないので、自分の願いを叶えることは出来ない。 だから…なのか、魔法使い≠ヘ人の願いを叶え、代償に命を得る。 自分のように未練を残さないように…そういう想いがあるからなのかもしれない。 そしてその上、良い人≠ノ魔力を与え、魔法使いにするにも力がいる。 人間を魔法使いにし、失った力を補充しなければならない。 なのでプラス1人の命。 長い年月の中で神様、魔法使いの間でこのやり方が定着した。 自分の願いを叶えるために、3人の願いを叶え、代償の命を得る。 そんなやり方が―――――………。
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