ねぇ、お月様。お話ししようよ。
今日はお月見の日だよ。お月様の日だよ。
「ねぇ、お月様。今日友達が冷たかったの。何か悪いことしたかなぁ」
「大丈夫だよ。タイミングが悪かったんだよ」
「ねぇ、お月様。お月様は昼間、何処にいるの?」
「君の居るところの反対側にいるんだよ」
「ねぇ、お月様。明日も会える?」
「雲一つ無い晴天だったらね」
「ねぇ、お月様―――――………」
今日はお月見の日だよ。沢山お話ししようよ。
いっぱい話したい事があるよ。いっぱい聞きたい事があるよ。
ねぇ、お月様――――――………。
「あ。ふらんく。笑顔で寝てる。良い夢でも見てるのかな?」
それは夜風が涼しく感じる、あるお月見の日の物語。
こんにちは。こんばんは。倖音です。 この話の制作時間は5分です。その上、下書きなしだったり。 お月見の日何かしたいな、何したらいいかな。という感じで生まれました。 設定は愛犬が夢見てる。って感じです。久しぶりの童話風。 また、童話ジャンルを新設して、そこに掲載しても良いかなと思ったんですけど…。 なんかふわふわした感じが他の小説に無いので、此処に掲載してみました。 短時間で制作した割に結構好きですv
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