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Mind's eye 〜First step〜 作者:藤野麻衣

第4回   ねぇ、お月様。
ねぇ、お月様。お話ししようよ。

今日はお月見の日だよ。お月様の日だよ。

「ねぇ、お月様。今日友達が冷たかったの。何か悪いことしたかなぁ」

「大丈夫だよ。タイミングが悪かったんだよ」

「ねぇ、お月様。お月様は昼間、何処にいるの?」

「君の居るところの反対側にいるんだよ」

「ねぇ、お月様。明日も会える?」

「雲一つ無い晴天だったらね」

「ねぇ、お月様―――――………」

今日はお月見の日だよ。沢山お話ししようよ。

いっぱい話したい事があるよ。いっぱい聞きたい事があるよ。

ねぇ、お月様――――――………。



「あ。ふらんく。笑顔で寝てる。良い夢でも見てるのかな?」

それは夜風が涼しく感じる、あるお月見の日の物語。







こんにちは。こんばんは。倖音です。
この話の制作時間は5分です。その上、下書きなしだったり。
お月見の日何かしたいな、何したらいいかな。という感じで生まれました。
設定は愛犬が夢見てる。って感じです。久しぶりの童話風。
また、童話ジャンルを新設して、そこに掲載しても良いかなと思ったんですけど…。
なんかふわふわした感じが他の小説に無いので、此処に掲載してみました。
短時間で制作した割に結構好きですv

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