届け
手を伸ばすと 掴めるはずだったものがある
手を伸ばせなくて 逃してしまったものがある
俺はきっと 後者の方が多すぎて
掴みたいのに どうしても届かなくて
苦しくて 情けなくて
―――だから、叫んだんだ。
すんなりと、いかないもので。
唄う理由
声が枯れてしまっても 伝えたい言葉があった。
例えここから消え去っても それだけは残したかった。
残したかった。残したかった。
言葉を残す為には、これしかなかった。
俺は唄う。俺は唄う。
決して声を止めることはなく。
例え喉がいかれても 何でも 何でもいい
俺は唄う。俺は唄う。
ただ一つ伝えたい想いがある為に
それだけを伝える為に
俺は唄う。
それはいつか、君に響いて欲しい。
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