木漏れ日の夢
木々の間に 残された
夢と言う小さな燐光(ひかり)
小さな頃には 数えきれない希望が溢れていた
一つ一つ確認する事もなく
ただそれは霧のように
それでも追い求めていたもの夢は
いつか掻き消されてしまってた
僕が知らないうちに雑然と
今ごろ気付いたとこで もう帰りはしないけど
例えば、今ここで笑う子供は
全ての光を見る事はなく
例えば、大人になった時に
後悔したりするだろうから
だから。
今僕は消えない夢乗せて 飛ぶ
空の彼方へと
聳え立つ木々の間に 残された夢を乗せて
子供のままで成長する ことはできはしないけれど
それでも僕は諦めない
今だって諦めない
例えば、君の心の想いが
叶う事はなかったとしても
例えば、僕がいつの日か
形にして見せるから。
だから。
泣かないで今は 微笑んで傍で
笑っていて欲しい
それがたった一つの僕の力 そう糧となってくから。
こんな
灰色の街で 咲いた花たちは
聳え立つ木々の上で
燐光のように儚い夢達を 追って歩いて行く。
今 木漏れ日の空の下で
ゆらゆらと、ざわめくがごとく。
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