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凸凹兄弟の日本一周旅行記(仮 ぱぁと2 作者:紅羽

第4回   大分県〜猿も木から落ちちゃっていいじゃん編〜
大分県

鈴奈: ここはーどこっだ♪ どこっだ♪ どこっだ♪
世梨: 大分です
鈴奈: うわぁぁぁ! せ、世梨ちゃん! いつの間に背後に!?
世梨: 秘密です★ それより、さっさとしないと置いていきますよ。鈴奈さん
鈴奈: って言うか、や、あの、兄貴は?
世梨: お仕事です
鈴奈: 絶対兄貴人選間違えてる…
世梨: 何か言いました?
鈴奈: な、何でもありません! さ、さぁて出発だぁー
世梨: 分かってますよ
鈴奈: ………うぅ…怖いよぉ〜…

鈴奈: うひゃー! あたり一面ラベンダー畑! 綺麗だなぁ〜
世梨: そうですね。ここで鈴奈さんがいなければもっと
鈴奈: 聞こえてるよ、世梨ちゃん
世梨: 耳ぐらい塞いでくださいよ。乙女がお花と話してるって言うのに
鈴奈: え…お、俺が悪いの…?

鈴奈: ここがかの有名な猿山か! いるかな? 猿
世梨: いますよ、私の目の前に
鈴奈: もしかして…俺のこと?
世梨: 鈴奈さん意外にいないじゃないですか。ねー
鈴奈: ねーって! じゃあ世梨ちゃんが今抱きかかえてるのは何なんだよ!
世梨: ゆ姫です
鈴奈: 俺、猿より猿なのか…?
世梨: そんな事一言も言ってないじゃないですかー。ふふっ鈴奈さんったらおかしい人★

鈴奈: やっぱやっとかないとねー。はい世梨ちゃん! 大分と言えば!?
世梨: カボス
鈴奈: 温泉天国!
世梨: 万年(まんねん)山
鈴奈: 大分大学!
世梨: ……鈴奈さんって、貧困な知識ですね
鈴奈: うわひっでー!

世梨: 冬になると、牧の戸峠で霧氷が見られるらしいですよ
鈴奈: 霧氷かぁ…。いいなぁ、氷!
世梨: じゃあ氷付けになりますか?
鈴奈: いやそれは…ちょっと……って! 用意するなぁ〜!
世梨: 何言ってるんですか、これはカキ氷用ですよ。……鈴奈さん用の
鈴奈: バッチリ聞こえてるから!

鈴奈: 問題です! 大分県はずっと他の県を呼び続けてる寂しがりやです! さて、何故でしょう!
世梨: …県民が少ないから?
鈴奈: ぶっぶー違いまぁす!
世梨: 海に面しているから?
鈴奈: ぶー
世梨: じゃあ何なんですか
鈴奈: ふっふっふ……。正解はねぇ。大分県の読み方を変えると、「お〜い、他県(たけん)」になるから…ってわー! さ、猿の大群!?
世梨: ゆ姫、やっちゃえ
鈴奈: ひっ…! お、俺が悪かったですー! ごめんなさいごめんなさ…ぎゃー!
世梨: 次回から世梨と武哉のラブラブ旅行記が始まります。お楽しみに
鈴奈: 待て…俺、まだ死んでない〜!

 大分県は寂しがりや(は○わ談)。だからみんな、来てね♪

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Novel Editor by BS CGI Rental
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