終わり無き設問
「死にたいと、思った事はありますか 大声で、叫びたいと思った事はありますか 貴方は、何を伝えたいですか それは、正しい事ですか」
「間違っていると、言ってはいけませんか ただ周りに、準ずるべきですか 自分の意志は、心のなかに しまっておかねば、なりませんか」
「愛する人を、守りたいと思ってはいけませんか 救いたいと、願ってはいけませんか 例えそれが、火の中であっても 手を差し伸べては、いけませんか」
「泣いては、いけませんか 愛する人が、姿を消しても いつ何時ものように、ただ笑って 過ごさなければ、なりませんか」
「思い出しては、いけませんか 例え今が、酷く辛くても 楽しい事、美しいもの、愛する存在に 浸ることは、許されませんか」
「誰にでもなく、出づる問いの 正しいこたえ正解を、見つけられますか そんな事を問う、私のココロは とても、病んでいるのでしょうか?」
「―――誰か、答えを、下さい。 豪語できる、正しい言葉 間違いの無い、ただ一つの真実 ……貴方には、答えることが出来ますか?」 それが一つの、終わり無き設問。
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