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  ひ  よ  こ   作者: い ち こ

第2回   2
アンナはツカサと教室で話していた
「昨日の合コンさぁーアンナがいないからミミ誘ったんだけど
 ミミに断られちゃってさぁ、そのあとミミを街で見つけたんだけど」
ツカサはアンナにため息をついた
アンナは何の事かさっぱりわからなくてきょとんとしていた
「ミミったら援交してたのよっ」
その言葉にアンナは思わず口を押さえた
ミミといったらクールビューティで有名な美人なのに
そんな事をしていたとは予想もつかないことだろう‥‥
昨日の合コンはとりあえず上手くいったらしいけど
ツカサはアンナがいないことに少し寂しかったらしい‥‥
昨日のあの人‥‥また会えるだろうか
駅のホームまでまた一緒に行くことができるだろうか
そういえば公園にいるはずだろう、アンナはツカサの話している事など
耳にはいらず、ずっとあの人の事を考えていた
そういえばこんな思いをしたのは初めてでツカサに話すのもためらった
「ちょっと聞いてるの?!」
ツカサはアンナの顔を覗き込んだ
「あっ‥‥ごめん」
ツカサはため息をついた
「アンナ朝からボーッとしすぎ、何かあったの?あたしに隠してるの?」
アンナは首を横に振って作り笑いをした
今は何も困ってないのが本音だしあの人にまた会って発展するかもわからない
だからアンナはあえてこの事を言わないで黙っていた
「ところで今日昨日のメンバーと焼肉に行くんだけどどうする?独り男の人
 あまっているわよ」
そういってニコニコしていた
今日断ったらツカサは結構鈍感じゃないほうだから気付くだろう
「いいよ、放課後すぐ?」
アンナはすこしがっかりした気持ちだったがたまには焼肉もいいものだった
「じゃあ放課後」
そういってツカサは教室を出ていった


放課後アンナはツカサと店にいった
相手は笹谷男子高のバスケ部らしい‥‥
ツカサはいい人そろいと喜んで話している
独りあまっている人は前回とても寂しそうだったらしい
アンナの話を持ちかけたらその人もみんなも盛り上がって
絶対次連れてきて欲しいと頼まれたらしい
アンナとツカサがお店に入ると奥の席にみんなそろっていた
「こんにちはー」
ツカサは慣れた様子で入って行く
アンナも続いて入って行く
そのときの歓声はいつもどおりの予想だ
「ツカサちゃんっ後ろのコがアンナちゃん?」
陽気な男の人が聞いてくる
ツカサはニコニコ笑って答える
「そうですっアンナですよ、あっ松井さん、アンナです」
男子群の隅に座る松井という男にツカサは言った
いかにもクールで純粋な感じがする‥‥
アンナは笑顔でお辞儀をすると松井という人も軽く笑って応答した
この夜はいつもの合コンのようにアンナは引っ張りだこだった
ちょっと落ち着いてから松井のほうにアンナは行った
「こんにちは‥‥」
アンナは挨拶した
「‥‥どうも」
「なんでこんな所にいるんですか?松井さんってそんな感じしない」
アンナは飲物をつぎながら聞いた‥‥松井は答えた
「人数足りないから‥‥そしたらそっちも1人いなくて」
松井はアンナのせいにするようにからかいつつ笑って話した
笑えるんだとアンナは心の中で思った
「彼氏いんの?」
松井は聞いた
「いないよ、だったら合コンとか来ないし」
アンナは話に夢中になっていくようだった
松井は言う
「つーか松井って名字だと思ってる?」
疑問系に聞く松井、すると隣のあの陽気な男が中に入ってきた
そして一言言う
「松井ってあだ名」
アンナは口を押さえて驚いた
そして笑いのツボにはいってしまったらしく止まらなかった
「本名タダオミ‥‥松井でいいよ」
すると陽気なあの男‥‥ヒロキは手を叩いて言った
「なんか学校の話しよーぜ、俺女子高とか興味ありまくり!!男いなくて
 つまんなくねえの?!」
合コンメンバーのアサミが言った
「全然っむしろ女子だけで楽しめる事が沢山あるし」
そう笑顔で言った
すると相手メンバーのカズナリが言った
「てか俺等の学校障害者多いよな、っていっても10人くらいか」
そうカズナリは言う
アンナはその言葉に反応して軽く聞いてみた
「‥‥‥目の見えない人は‥‥」
すると笹谷男子高のみんなは顔を見合わせて言った
「いるけど‥‥」
「そうなんですかっ」
アンナは今ここでばれてはまずいとびっくりした反応を見せてみた
ツカサも疑ってはいないようだ
その日は松井と一緒に帰った‥‥他のはみんなできちゃってるのだから‥‥
ヒロキとツカサ、カズナリとアサミ、ナカエと木津さん
本当仲が良いようだ、最近は家に帰っていない
ずっと友達の家を転々としている‥‥
松井と途中で別れてあの公園に行くことにした、もう夜の10時を回っている
いるはずがないだろう‥‥
公園の外からあのベンチが見える所を覗き込んだ‥‥
あいにく誰もいないようだった‥‥
がっかりしたアンナはその日近くのホテルに泊った

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Novel Editor by BS CGI Rental
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