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第8回
驚きの成績。
夏休みまであと２週間。みんな大急ぎで成績を上げようとしている。今頑張ってもそんなに変わりはないのだが・・・。
「もう夏休みだね。楽しみだけど通知表返されたくない。」
「私は別にどっちでも。愛美と違ってあせるようなことしてないから。」
「智佳、冷たいぃ。」
「まあ頑張りなよ。」
「えぇん。」
「よ！智佳と愛美。」
「勇人、どうにかして。」
「何がだよ、愛美。」
「成績だよ。返ってきたら絶対に怒られる。」
「あぁ。それはオマエが悪い。俺はしらねえよ。」
「勇人まで冷たい。」
「成績は自分で何とかしなきゃいけないんだよ。テストとは違うの。」
「うぅ。」
「そういうことだから。」
「頑張ってね愛美！。」
「頑張れよ！」
「二人とも余裕持ち過ぎだよ・・・。」
確かに友達としては慰めたいところだけどそれはできない。私がどうこうしても意味はないのだから。夏休みまで見守る事しかできない。
そして夏休み前日。
「智佳、どうしよう。」
「大丈夫だって。授業中やっちゃいけないことしてなければ確実に３は取れるんだから。」
「でも・・・。ウチ授業中寝てるし・・・。」
「寝てる！？ダメだなこれは・・・。まぁ自業自得だね。」
「そんなぁ。」
「まぁ頑張ってね。」
「おい春野。通知表返すぞ！。」
「はい。」
実を言うと愛美にはこんなこと言ってるけど自分自身緊張して自身がない。
愛美と同じ気持ちだ。
「今回もよく頑張ったな。」
「ありがとうございます。」
「残念なのはテストの点数があそこまでいったんだからもう少し頑張って勉強すれば５００点はいけたな。次回は頑張れよ！」
「はい。」
「智佳。どうだった？」
「ＯＫだった。」
「もうだめだ・・・。」
「次、秋村！」
「はい・・・。」
「愛美どうしたの？」（これを言ってるのは同じクラスの女子、高橋 昌子）
「成績がやばいかもって泣いてた。」
「そうなんだ。」
「うん。」
そして先生との話が終わったみたいで席に戻ってきた。
「どうだった。」
「もう終わりだ。」
「まだ大丈夫だよ。２学期もあるんだから。」
「２学期も・・・。たぶんダメだ・・・。」
「とにかく２学期は頑張んなよ。」
「はい・・・。」
ちなみに後から聞いた話だが、愛美が先生から言われた言葉はなんと。
「彼氏ができて浮かれていたからこんな事になったのよ。前回もダメな成績だったのにもっと悪くなってる。ちゃんと勉強しなさいよ。」
と、言われたらしい。彼氏のことまで出されるとは愛美も予想してなかったらしい。
あと勇人も先生から同じ事を言われたらしい。二人にとっては大変な結果だったらしい。
二人とも明日から補習授業があるらしい。頑張ってね二人！
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Novel Editor by BS CGI Rental
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