海へ行ったときの出来事から1日たった今日。今日は熱をだしたと嘘をつき、愛美たちと遊ぶのをやめた。 そして私はすこし悩んでいた。やっぱり心が揺れる。 「仁は嫌いではないけど今も勇人のことが好き。でも勇人に告白されても愛美を裏切ることになっちゃいそうだし・・・。」 いつまでたっても結末が出てこなかった。そしてその日の夜。私は愛美を家に呼んだ。 思い切ってよんでみた。 「話って何?」 「いや、大事な事じゃないんだけど・・・。もしもだよ、勇人誰かのことが好きって言ったらどうする?」 「それはうらむね。でも智佳は別。」 「なんで?」 「だってなんか勇人智佳のこと好きそうだもん。」 「そ、そうなの?」 「うん。ウチといるときよりも智佳といるときのほうが楽しそうだし。」 「そうかな?」 「うん。だって智佳に告白したんでしょ。勇人。」 「え!」 「知ってるよ。昨日振られた。」 「そうだったの・・・。」 「智佳も勇人のこと好きなんでしょ。」 「なんでそう思うの?」 「だってそうじゃなかったらこんな質問しないでしょ。それに顔に書いてあったし。」 「いつ?」 「たとえの言葉でつかったんだよ。」 「なんだ・・・。」 「だからあたしのことは気にしないで。仁と付き合うから。」 「ごめん。」 「言ってきな。勇人に。」 「ありがとう。」 私は走って勇人の家に行った。 「お!智佳じゃん。返事は決まった?」 「うん。私勇人と付き合う。」 「よっしゃぁ。」 私は微笑んだ。翌日愛美は私と勇人が付き合う事になったのを教えるのと同時に仁と付き合う事になった。 「なんか一件落着だな。」 「まぁな。」 「これからも仲良しでいような。」 「おう。」 「なんか男の友情が深まっている。」 「深めたのさ。」 「どっちでもいいけど。」 私達はそれぞれの道を歩き始めた。きっと幸せになるような道だと思う。
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