松潤と別れた後、ニノの「会いたい」と言われ私は昔いっしょに遊んでいた近くの公園へ走った。 ニノになにがあったのか。 仕事で悩み事でもできたのか。 私はいろんなことを思いながら走り続けた。
公園に着くとニノはブランコに座っていた。 「ニノ!」 私は叫んだ。するとニノはこっちを向いた。 私はニノの傍に行き「どうしたの?」っとたずねた。 するとニノはいきなり私を抱きしめてきた。
「もう、他の男と遊ばないでくれ!」 「なんで?」 「なんか俺・・・美亜が他の男といっしょにいると嫌なんだよ・・・」 「・・・・。」 「だから・・だから・・」 「ニノ!!!」
私は怒鳴った。私にはもう我慢の限界が来ていた。
「なんだよ!」 「私はニノにとってなんなの??」 「俺の恋人・・・。」 「違うでしょ!私たちはただの幼なじみだけでしょ!」 「どういう意味だよ!」 「ニノは一方的に私を好きなだけ。私は別にニノのことは幼なじみとしかみえない!」 「なんだよそれ!」 「それはこっちの台詞。私はニノの恋人じゃない!だから・・・だから・・」 「だからなんだよ!」 「もうこんなことはしないで!すごく重いの!本当に・・・すごく・・重い!」 「俺はただ、美亜のことが好きで・・・」 「そんなニノが嫌い!もう大ッ嫌い!バイバイ」
私は公園を抜け出した。 ニノのことは幼なじみで私も少しニノのことは好き。でもこんなニノは見たくない。 だから思い切って怒鳴った。 けどこれは失敗かな。。ニノはどれだけショックを受けたのだろうか・・・。 そんなことを思っていると自然に涙が出てきた。
私は部屋に戻りベットに倒れた。そしてまた涙があふれ出てきた。 ごめんね。ニノ・・・・
数日後
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
「美亜〜、翔くんよぉ!」 「は〜い。」
いつの間にか普通になっていた、嵐のメンバーが私の家に来ることは・・・・。 なのでお母さんの嵐に対しての接し方も普通の友達が来た時と同じになっていた。
「よう!」 「うん。どうしたの?」 「ちょっと話したいことがあって・・・」 「あ、そうなんだ。じゃ上がって!」 「いや、今日は俺の家に来ない?」 「いいけど・・・。」 「じゃ、俺の家で話しをしよう!」 「うん。」
私はなんの話があるのか分からなかった。とりあえず翔くんの車にのり翔くんの家に行った。
「あ、どうぞ。」 「ありがとう。」
私は翔くんの部屋に入った。部屋には仕事に関係するものがたくさんあった。
「あ〜、汚い部屋だけど、座って!ベットにでも・・。」 「あ、ぅん。」
私はとりあえず翔くんに言われたと通りベットに座った。
「っで、話って何?」
私は軽い気持ちで聞いた。すると翔くん私の隣に座り重い口を開いた。
「ニノと喧嘩したでしょ?」 「うん。。ってか翔くん知ってたんだ。」 「ニノが言ってた・・」 「へぇ〜。」 「なんで喧嘩したんだよ!」
私はあまり言えないなぁ、っと思ったがもう終ったことだし言ってもいいかと重い今までのことを話した。
「実は、ニノはね私のことを好きらしいの。」 「知ってる。」 「えっ!知ってたの!?」 「ニノの行動とか見てたら分かるって!もう7年もいっしょに居るんだよ!」 「そうだよね。っで翔くんのライブのあと潤くんと2人で買い物に行ったのね。」 「うん。」 「そしたら、潤くんと別れた後すぐに電話がきて『会いたい』って言われて行ったら『もう他の男と遊ばないでくれ』って言うから私が怒ったの。」 「どうして?」 「だって恋人でもないのにそんなこと言われちゃ嫌だよ・・・。」 「だよね。」 「でも・・・・」 「でも、どうしたの?」 「私悪いこと言っちゃったかなって今はちょっと後悔してるかも・・・。」 「なんで?」 「だって・・・ひどいこと言っちゃったんだよ・・・」
私は話しているうちに涙がこぼれ出てきた。 どうしてだろう。なんでだろう。 もう・・・自分が分からなくなってきた。
「美亜ちゃん?」 「・・・・。」
すると翔くんは私抱きしめた。
「翔くん?」
翔くんは何も喋ってくれなかった。ずっと私を抱きしめたまま、なにも言わなかった。。
「どうしたの?」 「ずっと・・・いや・・ちょっとこのままで居させて。」
私はどうすることもできなかったのでそのままにしておいた。 ちょっとすると翔くんは「美亜ちゃんは悪くないよ。」っと言った。
「美亜ちゃんは悪くない。だってそんなことをされちゃうとちょっと引いちゃうし、頭にきちゃうよね。」 「うん・・・・。」 「だから美亜ちゃんは正しいんだよ。ニノも成長しないといけないし。美亜ちゃんはニノの成長の手助けをしたんだよ。」 「翔くん。」 「だからもう・・・・自分を・・・責めないで。。。」 「ありがとう。」
私はその言葉しか出なかった。“ありがとう”その言葉しか。。。 翔くんにいわれて私はまた涙が出てきた。
「美、美亜ちゃん!?」 「感激しちゃって・・・」 「感激ですか・・・」 「うん。。。。」 「俺は・・・・・・美亜ちゃんの味方だから。」 「ありがとう。」
翔くんに励ましてもらってすごくうれしかった。 それと同時にすごく翔くんといると安心できた。 ありがとう。翔くん
翔くんはこの用件が済むと「じゃ、いつかは仲直りするんだよ!」っと言った。 「もちろん!」 私は笑顔で答えた。すると
「美亜ちゃん。」 「なに?」 「その笑顔、最高に可愛いよ!」 「!?」 「じゃ!」 「うん!バイバイ」
さりげなく言ったその言葉が私にはすごくドキっとしてしまう言葉だった。 数分は放心状態だった私・・・・・。 とにかく翔くんには勇気付けられた数時間だった。
翔くんに言われて分かった。私はニノの成長の手助けをしたんだ。 だから大丈夫だよね。 けどこの気持ちをニノは分かってくれただろうか。分かって欲しい。
ニノ・・・私はニノのことを思って怒ったんだよ。 私はニノのこと大好きだから・・・大丈夫・・
「・・・あ!美亜!!」 「!?」 「ほら起きて!私日直なんだよ!」 「・・・?あっ!」
千秋に起こされて初めて分かった。私は学校で寝ていたみたい。
「なんか美亜おかしかったよ。」 「おかしかった?」 「なんかニノとか・・・翔くんとか・・・」 「ま、マジで!!なんか他に言ってた??」 「他はなにも言ってなかったけど・・・なにかあったの?」 「う、うん。なんでもない・・・」
やばい、寝言で2人の名前を言うとは・・・ どんだけ頭のなかは嵐で染まってるんだ・・・
「あ!」 「どうした?理奈!」 「もうこんな時間じゃん!」 「!?もう5時!!」 「ちょっと、私これから待ち合わせがあるんだよね。。」 「じゃ、早くしないと・・ゴメンね。」 「ううん、別にいいよ。じゃ、帰ろうか!」 「うん。」
教室の鍵をしめ、職員室に鍵を返しに行った。
「じゃ、バイバイ♪」 「うん!明日ね!」
そういって私たちは別れた。 私が家に帰っていると目の前に見覚えのある車が通った。
「み〜あ〜ちゃん!」
見ると・・・相葉ちゃんだった。
「あ、相葉ちゃん!どうしたの!?」 「どうしたって?」 「なんで私の目の前に現れるんですか?」 「な、なんだよ。その言い方。」 「いや・・なんでもない・・・。」 「まぁ、いいや!とりあえず車に乗って!」 「な、なんで!私はそんな誘惑には・・・」 「なんで!誘惑なんかしてないから!ちょっと・・・」 「ちょっとなんですか?」 「連れて行きたいところがあるんです。」 「誘拐ですか?」 「ちが〜う!!美亜ちゃん・・・・怒るよ。」 「ごめんなさい。」 「まぁ、とにかく車にのって。」 「分かった。」
私はそう言われて車に乗った。すると隣には翔くんが乗っていた。
「しょ、翔くん!」 「よっ!」 「『よっ!』って・・・2人してどうしたの?」 「まぁまぁ、気にするなって!」 「一体どこに連れて行くの?相葉ちゃん・・・」 「秘密♪」
私たちを乗せた車はすぐ目的地に着いた。 どこか分からないが、ちょっと高級っぽいレストランだった。
美「な、なにがあるの?」 翔「お楽しみ」 美「なにをたくらんでるの?」 相「なにもたくらんでないけど・・・。」 美「なんか怪しい・・・」 翔「まぁ入ろうよ!」
私たちは店の中に入り奥に通された。すると目の前にはニノが居た。
=作者から= 終り方、微妙〜^^; なんだよ!この終わり方は!って感じですよね((笑 自分でも微妙〜って思います。これ以上書いてると長くなっちゃうのでここまで! 久しぶりの小説だったから時間がかかりましたよ。
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