■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

いつかの夢のように 作者:あんな

第17回   どうなるの?
翔くんと名古屋に来て2日目。
第1回目のコンサートはすごくいいスタートがきれたと私は思う。
お客さんの盛り上がり方も結構いいほうだった。
そのあとは、ホテルに戻り、翔くんに家庭教師をしてもらった。
そんなところにニノからの電話!
しかもすぐ傍にいるっと言ってドアのノックの音が聞こえた。
私たちは一緒にドアの前に行った。

美「は〜い。」
二「やっほ〜!」
雅・大・松「こんあいば〜!」
美「み、みんなきてんの!?」
翔「なんで!?」
二「実はさ・・・・」

ニノの話によると、今日の翔くんのソロライブにこっそりと来ていたらしい。
それを聞いた翔くんはもちろん私もビックリしてた。

翔「そ、そうだったの!?」
雅「うん♪」
潤「2人とも驚いたでしょ!?」
美「お、驚くにきまってるじゃん!」
翔「ホテルはどこ?」
二「翔くんの隣の部屋♪」
翔「はぁ!?!?!?!」
二「フフフフ」
翔「『フフフフ』って・・・マジ?」
二「うん、マジ♪」
雅「ねぇねぇ、2人で何してたの?」
翔「いや、勉強を教えてって言うから教えてあげてたんだ。」
潤「違うでしょ。」
美「はい?何が?」
潤「・・・・やっぱいい。」
美「な、なによ!」
潤「なんでもない!」
翔「さ、智くん、何か喋ろうよ。」
大「!?」
二「いや、そこビックリするところじゃないから・・・」

そのあと、6人でいっぱい話しをした。
久しぶりに6人がそろったので話はすごく盛り上がった。
お酒も入って。。。もちろん私は未成年だから飲まないけど・・・

数時間すると「じゃ、俺自分の部屋に帰る」と潤くんがいい、「俺も帰る〜!」っと相葉ちゃんも続いて私の部屋を帰っていった。
相葉ちゃんが居なくなるだけで、結構静か・・・いや、大丈夫か・・まだにぎやかな人は居る。

「俺も部屋に帰るよ。」

翔くんはちょっと酔った様子で言った。

「じゃ、俺も!」

大ちゃんも続いて言った。

「え〜!みんな帰っちゃうの!?俺も帰るぅぅ!」

っといってニノも帰っていった。
皆が居なくなるとすごく静かな部屋になってしまった。
こんなにひっそりとした部屋だったかな・・・

私はそのあとお風呂に入り、テレビをつけのんびりすごしていた。
音楽を聴いたり・・・いろいろ・・・
そのとき

トントン

ノックの音が鳴った。誰だろう・・・
時刻は11時を過ぎていた。

「は〜い。おっ!ニノ。」

そう、ニノが目の前に立っていた。

「入っていい?」
「うん、いいよ。」

私はニノを中へ入れた。
ニノはベットに座った。ちょっとキゲンが悪そうだ・・・
私はニノの隣に座った。

「ど、どうしたの?」

私はニノに聞いた。

「翔くんと何してたの?」
「え、勉強だけど・・・・」
「だけじゃないでしょ!」
「え、なんで!」
「いや・・・ちょっと・・・」
「私たちそんな関係じゃないよ!!!」
「ホントに?」
「ホントだよ。」
「信じていい?」
「当たり前じゃん。」
「じゃ、美亜の言葉信じる・・・」
「ってかさぁ、YOUは私の彼氏じゃないでしょ!」
「彼氏になる予定!」
「違う!」
「え、なんで!!!」
「何でって・・・」
「恋の針は?」
「・・・二・・・ニノのほうに傾きかけてます・・・」
「でしょ!」
「はい・・」

するとニノは私を抱きしめた。

「ニノ?」
「俺もうお前しか愛せない!」
「はいはい。分かりました!」
「俺、本気だよ!」
「分かってるよ。」
「じゃ、美亜俺の彼女になって!」
「それは・・・・ごめん。」
「どうして!どうして!」
「まだ時間がほしい。」
「なんで、どうして!」
「実はニノのほうに恋の針は傾いてるけど・・・ある人にも向いてるんだ。」
「!?」

ニノはビックリしたのか、私から離れた。

「ま、マジ!」
「・・・・・」
「こ、答えてよ!」
「嘘!!!」

そういうとニノは崩れたように、「マジかよ〜」って言った。

そのあとは「あ〜明日仕事だし、寝るよ!」っといい部屋に帰っていった。
あの人はなにをしに来たんだろう・・・・・
いまだ分からず・・・・

翌日。

翔「じゃ、俺らは帰ろうか!」
美「うん。」
翔「ニノとかはどうするの?」
二「俺ら・・・どうする?」
雅「名古屋を堪能してくる!」
美「仕事は!?」
雅「仕事までには帰るよ!東京に!だって夜だもん♪」
潤「Gの嵐の収録だよね!」
雅「うん!」
美「ならいいけど・・・」
潤「俺はちょっとぶらぶらしてすぐ帰る。」
翔「智くんは?」
大「ついていく・・」
雅「そうだよ!リーダー一緒にいこう!!」
二「俺はどうしよう・・・」
雅「ニノは俺らと一緒!」
二「え!なんで決められてるんだよ!嫌だよ。」
雅「だめ、俺らと一緒なの。はい、いこうねぇ〜!」
二「え、ちょ、ちょっと待ってよ・・・」

っとニノは相葉ちゃんに引っ張られながらどこかに行った。「俺もついていくよ・・」っと潤くんはニノたちの後ろをついて行った。

「あいつらはいつまで子供なんだ!?」
「さぁ・・・・」

翔くんはあきれた口調でそういった。私は“さぁ〜”って答えるしかなかった・・・。

「じゃ、駅までタクシーに乗っていくか!」
「そうだね。」
「タクシー捕まえなくちゃ。」
「そうだね。」

私たちはタクシーを捕まえたら名古屋駅まで乗った。
その中では“昨日はマジで楽しかったな〜!”っとつぶやいていた。
私にとっては初体験のことばかりだったので私自身もすごく楽しかった。

駅までついた後は新幹線に乗って東京に戻った。
私はいつもの癖で新幹線の中で寝てしまった。

「美亜ちゃん?あ〜、今日もねちゃったか・・・」





誰かが私を呼んでいる。耳元で自分が呼ばれているのが分かった。

「美亜ちゃん。美亜ちゃん。。。」
「あ、翔くん。」
「着いたよ・・・」
「え・・・あっ!」

私はあわてて立ち上がったため上の荷物おきに頭をぶつけてしまった。
そのとき翔くんはすっごく笑っていた。
“美亜ちゃんってマジで面白いよ!”っとおなかを抱えながら笑っていた。
私は正直すごく恥ずかしかった。

「このたびはありがとうございました。」
「いえいえ、こちらこそいい体験ができたよ!ありがとう!」
「じゃ、俺仕事があるから帰るね。」
「うん、バイバイ」
「バイバイ。」

私達は駅で解散。
翔くんを見送った後、いきなりチカラがすっごく抜けた。
疲れたよ。この何日か・・・・
けど本当にいい体験ばかりだった。

そのあと家に帰ると、自分の部屋に戻った。
つかれたので寝ることにした。



「美亜〜!おきなさ〜い!」

母の声が聞こえた。目を覚まし、時計を見たら夕方6時になっていた。
帰ってきて寝たのって何時だったっけ?
確か11時ごろだったはず・・・・
すごく寝ちゃったよ・・・

「美亜〜!起きなさ〜い!友達が着てるわよ!」
「は〜い!」

友達って誰だろう。メンバーは違うし、理奈や千秋かな・・・
私は寝癖を簡単に直し玄関に向かった。

「はぁ〜い!」
「美亜!!!」

みると予想どうり理奈と千秋だった。

「どうしたの?」
私は聞いた。
理「お願いがあるんだ。」
美「お願い。」
理「うん。」
美「なに?それって?」
理「嵐のみんなと一緒に話がしたい。」
美「みんなと?」
理「うん。」
美「それは・・・・」
千「できないの?」
美「そういうプライベートのことは・・・・・」
千「はっきりしてよ!」
美「う〜ん・・・・」
理「もういいよ!もう美亜なんかどうでもい!大ッ嫌い!」
美「え、どういうこと!?」
理「千秋、行こう!」
千「うん!」
理「学校でも話しかけないでね。」
美「え!?」

突然の友達からの話・・・・絶好!?
私は目の前が真っ暗になり続いているはずの道は見えなくなってしまった。




〜作者から〜
なんだよ!この友達は!いきなりきて嵐に会いたいって!!!
ちょっと非常識だよ!!
けどね、これには理由がちゃんとあるんですよ!

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections