大ちゃんからのメール。私は緊張した。どんな内容なんだろう・・っと思いながらメールを開く もし、告白の返事のことだったらどうしよう。どういう風に答えたらいいのだろう。 私の頭のなかにはそれしかなかった。 大ちゃんとはすっと仲のいい友達でいたい。 そう私は思っている。
緊張しながらメールを開くと。内容はこうだった。
『今日は楽しかったね。タオルありがとう。大事に使うね。あとこの前、俺が突然告っちゃってゴメン。驚いたでしょ?俺は思いだけ伝えたかったから・・・返事のことは気にしないで。俺が美亜ちゃんのことを好きだってことだけ、知っててくれたらそれでいいから。 智』
っという内容だった。なので私は。 『大ちゃんに思いを言ってもらってうれしかったよ。けど私は今の関係の大ちゃんが一番好きなの。だからこれからはいい友達でいようね。これからもよろしくね♪ 美亜』
っと送った。大ちゃんは気が利いてすごくいい人。○ステのチケットとかも気が付いてくれてくれたし。 私はその大ちゃんが大好き。だからこのままの関係がお互いいいと思う。
『俺もそのほうがいいと思う。これからもよろしく。 あ、早速だけど、カウントダウン見に来る?あと俺のライブとか・・・ 智』
カウントダウンか・・行ってみたいな。 カウントダウン自体いったことないし。。。いろんなジャニーズのみんなに会えるし・・・ 大ちゃんのライブもあるんだ。確か翔くんのもあるんだよね。これってすっごい競争率らしいからラッキーかも。 っということでカウントダウンのチケットと大ちゃんのライブチケットを頼むことに。 メールを打つのは時間がかかるので直接電話をした。
「大ちゃん?」 「あ、美亜ちゃん。メールでよかったのに。」 「いゃ〜だるくって・・・」 「そうなんだ。」 「あ、そうだ、チケットのことだけど、両方頼んでいい?」 「友達のはどうする?」 「あ〜、夜遅いからいいよ。1人で行く。」 「じゃ、両方1枚づつでいい?」 「ぅん。あ!けど大ちゃんのライブにメンバーの誰か行くんなら一緒にしてくれない?」 「ぅん、分かった。じゃ、後で聞いてみて美亜ちゃんには1枚だけ渡すね。」 「いつもありがとう。」 「ぅぅん。いいよ。じゃ。」 「ぅん、仕事がんばってね。」
意外と普通に話せてよかった。 このままでいいんだ。このままの関係のほうが私達にとっては絶対良いはず。 これでよかったんだ。これで・・・
ふと、皆からもらったストラップを見つめる。 みんなと一緒か。おそろいか・・・ みんな良いことをしてくれるよ。ありがとう。 これは一生の宝物にするよ。
数日後。
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
誰かな・・・ そう思いながらドアを開けるとニノだった。
「あ〜、ニノ。」 「『あ〜』っじゃねぇよ!」 「っでどうしたの?」 「ほれ。」
そういってニノが差し出したのはカウントダウンのチケット、と大ちゃんのライブのチケット。
「あ〜、ニノが届けてくれたんだ。」 「俺、配達係みたいだから。」 「は、配達係?」 「ぅん。」 「そうなんだ。あ、上がっていく?」 「どうしようかな・・・」 「まぁ、上がっていきなよ、兄さん。」 「兄さんって・・・じゃ、お言葉に甘えて。」
私はニノを自分の部屋に招いた。「ちょっと待って」っと言って私はコーヒーを取りに言った。 そして、自分の部屋に戻り、ニノのコーヒーを渡した。
「ね〜」 ニノが私に聞いてきた。
「どうしたの?」 「まだ、返事をくれないの?」 「ま、またそれですか!?」 「だってまちどうしいんだもん。」
っと言いながらニノは私を後ろからそっと抱きしめてきた。
「また、きたよ。抱きしめ攻撃。」 「だ、抱きしめ攻撃ってないでしょ。やさしくしてあげてんの。」 「私の気持ちは変わらないよ。」 「どこから?」 「どこからって。どう表現すればいいの?」 「前よりってこと。」 「前より・・・好きになってる・・かも・・・」 「マジで!」
っと言いながらニノは私の前に座った。
「ありがとう!」
そういって私を抱きしめてきた。
「ありがとうって・・・」 「キスしていい?」 「またそれ!?」 「ダメ?」 「・・・・・・」 「お!初めて黙った!」 「どうしようかなって思って・・・」 「どうよ!」 「どうしようかねぇ〜。」 「どっち!」 「やっぱ、本当に付き合うまでダメ!」 「なんでだよぉ!!」 「本当の彼氏と彼女じゃないとね。」 「わかった。じゃ、俺かえるは。」 「なんか変なタイミング・・・」 「変なタイミングって。。。じゃ、バイバイ。」 「あ、ぅん!バイバイ。」 「あ、そうだ。31日はどうする?最初から付いてくる?」 「あ〜、そうしようかな。お願いします。」 「分かった。じゃ」
っと言ってニノは私の部屋をでて帰っていった。
31日。ニノは朝迎えにきた。 東京ドームではなく、ほかのところで少し、打ち合わせがあるということで朝、迎えに来た。 東京ドームでリハーサルをすればいいのだが、今日は毎年恒例のキンキのコンサートがあるのでそれはできない。 なので他の場所で関係者と出演者の簡単な打ち合わせをした後、ダンスレッスンなどがあるらしい。 ゲストには東山さんなどの先輩たちも来るということで東山さんと一緒にダンスをするところなど、念入りに指導を受けていた。 そのあと、キンキのコンサートが終ると、みんな東京ドームへ移動しリハーサル。 時間がないのでゲネプロ(本番どうりにすること)のみであった。 そのあとはフリー。みんなそれぞれの時間を過ごしていた。ジュニアの子は自分達でダンスの確認をしたり、他の人たちは食事をしたり、紅白を見たりと・・・ あと、放送直前には会場にきてくれたファンのために、グループで2曲づつぐらい、曲を歌っていた。嵐はサクラ咲ケを歌った。 そして放送時間。 放送では嵐はWISHを歌い、中盤には東山さんと一緒に歌って踊り、そのあとは森光子さんも会場に駆けつけてくれて、すごく盛り上がった。 最後には記念撮影をし、放送時間は終了。 それと同時に、コンサートも終った。 そして私は嵐のみんなのもとへ行った。 ホールの中には関係者しか入れないので、誰かに関係者入り口に来てもらわないといけない。そこで私は翔くんに電話をした。
「翔くん?」 「あ、美亜ちゃん?どうしたの?」 「みんなのところに行きたいんだけど・・・」 「あ、分かった。じゃ、今からそっちにいくね。」
そういって、電話が切れた。 そしてすぐ、翔くんは迎えに来てくれた。もちろん関係者の札を持って。
「はい、これかけて」 「うん。」 「じゃ、楽屋に行こうか!」 「ぅん。」
私は翔くんについていった。移動中私は前から思ってたことを言ってみた。
「翔くん?」 「うん?どうしたの?」 「いつか、私の家庭教師になってくれない?」 「良いけど、どうしたの?」 「いゃ〜ね、もう1年すると大学受験でしょ?私、1人では乗り越えられそうになくって・・」 「いいよ。けど、仕事がないときだけどいい?」 「ぅん。いつでもいいんだよ。暇な時いつでも私の家に来てくれる?」 「うん、もちろんいいよ。あ、けど1月はソロコンがあるから無理かな・・・」 「いいよ。もう暇な時で・・・あ、それともう一個お願いをしてもいい?」 「いいよ、どうしたの?」 「翔くんのソロコン行きたいな〜って思って・・」 「チケット?」 「うん。どうやってとるか分からなくって。他のメンバーも行くんでしょ?」 「そうだね、じゃ、一緒の時間にしておく?」 「ぅん。お願いします。」 「分かった。じゃ、いつかチケット届けに行くね。」 「本当にごめんね。」 「いえいえ」
そんなことを話していると楽屋の前に到着。
「美亜ちゃんがきたよ〜」
そういいながら翔くんがドアを開けた。
美「あけましておめでとうございます。」 大「あ、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」 潤「どううしたのリーダー!すっごく行儀がいいじゃん。」 大「年始ぐらいちゃんとするよ!」
よかった。いつもの大ちゃんだ・・・
美「みんな、お疲れ様。今回もよかったよ♪」 相「ホント?」 美「うん。」 翔「けど、美亜ちゃんってどこにでもきてくれるよね?」 美「だって、みんなのがんばってる姿をみたいんだもん。アイドルの姿をね。」 潤「ありがとうね。」 美「ううん。あ、そうだ。みんな正月はどうしてるの?」 潤「俺らハワイ♪」
っと言ってニノ、相葉ちゃん、潤くんが集結!
美「は、ハワイに行くの!?」 相「東山さんに誘われて♪」 美「いってらっしゃい!」 翔「俺らはコンのリハだよな。。。」 大「そんなんだよね・・」 美「お疲れさまです。。。。」 二「俺、疲れた。帰ろう、美亜」 美「あ、そうだね。みんなも帰るんでしょ?」 翔「そうだね。もう帰んないとね・・・」 美「じゃ、帰るね。バイバイ」 皆「バイバ〜イ」
そういって、みんなはそれぞれ帰宅した。
ニノはいつもどうり私を送ってくれた。 いつもごめんね。そんなことを思いながら私はニノの車の中で外の夜景を見ていた。
「ニノ。。。」 「どうした?」 「いつもありがとう」 「なんだよ、いつものことじゃねぇかよ。」
そういった後、ニノはすごく照れている様子だった。
そしていつものように私も帰宅。 いつものようにニノと別れて自分の部屋に戻った。
そしてお正月はメンバーはそれぞれがあるため、交流はできないのでいつもの正月をすごした。 なんかメンバーに出会う前のような生活に戻った。 ニノは帰ってこないし・・・さびしい・・ 私は親戚の家に行って戻った後決心をした。 そのことを家族に伝えようと、自分の部屋を出た。
〜作者から〜 今回はすごく悩みました。いつもはすぐ、この小説はかけるんですが、なんか今回はつまづいちゃったんですよね・・・・ どうもいい案がなかなか降りておなくって・・・ なのでいつもより時間がかかってしまいました。 次はいつもどうり2日後に更新ができそうです。もう頭の中に案がありますから・・・ お楽しみに!
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