鹿嶋「おっかあ・・・。ゴメン・・・。オレもう生きていけない・・・。
一緒にいる相手がいなくなっちゃたゼ・・・。もう生きるやる気がしないんだ・・。
おっかあゴメン・・・・。ミツ・・・。ごめん・・。今会いに行くよ!!」
ピカーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
鹿嶋「ななんだ!背景が真っ白!!爆弾がナイぞ!!?ナゼ!!」
「多郎や・・・・。」
鹿嶋「オレの名前だ・・・・。だ・・・。ダレだ!!」
「あたし達は・・・・。多郎の娘3人とおっかあと妻のミツだよ・・。」
「おとうちゃん死なないで。あたしたちの分まで生きて。お願い・・・。」
鹿嶋「ミツ・・・。娘まで出来たのか?」
ミツ「そうよ・・・。でもVXの爆弾でみんな亡くなったわ・・。今天に・・・。」
鹿嶋「そんな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
鳥居「鹿嶋、聞こえるか?死んだんだ。オレ、自殺・・・。分かるか?」
鹿嶋「鳥居!なぜ自殺なんか・・・。」
鳥居「もう、あんな苦しい世界なんてイヤだった。でも今考えるとすっげーアホだった。」
鹿嶋「オレも今から会いに行く!」
「だめ!おとうちゃん・・・。アタシ・・・。もっと生きたかった・・・。友達欲しかった
ご飯食べたかった・・・。おとうちゃんの笑顔見たかった・・。アタシの分まで生きて!」
鹿嶋「娘・・・・・・・・。分かった・・・。みんなの分まで生きる!!じゃあがんばる!」
そして、終戦になった。日本は勝った。
鹿嶋「オレはまだ生きる・・・。みんなのためにも・・・。」
鹿嶋はみんなの分まで生き延びた―
命は大切
今からずっとつづいている
その命を一つ一つ大切に
ジブンを大切に
☆完☆
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