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私は死と生の境目にいる。 作者:水空

第3回   さようなら。杉村
杉村「オレが戦・・・。戦うのか・・・。死ぬのか・・。」

鹿嶋「杉村・・・・・。別れなんてか・・・・悲しいゼ。」

鳥居「まぁうそだろ!!!うそな紙出すな!」

杉村「でも国のためだ・・・。行かないと・・・。」

次の日――――

杉村「さようなら。鹿嶋・・・。鳥居・・・・。」

鹿嶋「杉村・・・。お前と会えて良かった。どうか生きて帰ってこい・・・。」

鳥居「杉村・・・・・。お前といてとっても楽しかった・・。一人でもイイから生きてまた

   笑顔みせろよ・・・・・・・。」

杉村「じゃあ行く・・・・・・。さようなら・・。死んだときは天国で会おう・・・。」

杉村は行ってしまった―――

3年後―――

「おら!ちゃんと働け!ミサイルが足りないんだ!!」

「もうダメ・・・・。喉が渇いて働けません・・・。パタン・・。」

「弱虫、そんなヤツはいらん!!水などないわ!」

鹿嶋「あぁ・・・・・・・。鳥居・・・。オレ腹減った・・・。もうダメ・・・。」

鳥居「オレだってもうダメ・・・・・・。もう人生疲れた・・・。」

鹿嶋「腹が・・・。痛い・・・。」

その夜―――

鹿嶋「オレ寝るわ・・・・。」

鳥居「そういえば杉村・・・・。帰ってこないな・・・。戦死したのか・・。」

鹿嶋「・・・・・・・・・・・・。」

鳥居「もうオレはだめだ・・・・・。死にたい・・・。死にたい・・・。」

鹿嶋「お前の気持ちは分かる・・・。でも命は大切なんだ」

鳥居「もぅこんな世の中に生まれてきたオレが悪い・・・。自殺する。」

鹿嶋「ヤメローー!!お前・・・。お前が死んでダレが喜ぶというのだ!!」

鳥居「オレだよ・・。オレが喜ぶのさ・・・。」

鹿嶋「今杉村は戦っている。オレたちのために・・・。でも天国にいるのかも」

鳥居「黙れ。オレの体だ。オレが決めることだ」

鳥居は走った

鹿嶋「待て!!鳥居!」

鳥居「オレなんてーーーーーーーー生まれてこなければよかったんだ!!!」

深夜――

鹿嶋「鳥居・・・。どこだ!!」

すると南の方で爆発の音がした

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーン

鹿嶋の心が響いた

鹿嶋「鳥居・・・・・。!」

見ると鳥居が倒れていた。自分の爆弾で自殺した。

鹿嶋「鳥居!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

次の日―――

鹿嶋「いっそのことオレも・・・。死ぬんだ・・・。こんな世界・・。まっぴらだ」

自分の爆弾を出し下に投げようとしたその瞬間

ピカーーーーーーーーーーーーーーーーン

鹿嶋「はっ!!!」

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Novel Editor by BS CGI Rental
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