■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

◆−幸せ売り−◆ 作者:水空

第6回   消えて。
明奈「メニューで嫌いな人に消えて貰うってのがあったなぁ」

ドアを開けた――

ギギギギギギギギ








ジャクア「あらっまたいらっしゃいフフフフ」

明奈「もう一度メニューを教えてッ」

ジャクア「はいニョ」



・人気者になる ¥20000000

・恋人が出来る ¥10000000

・両思いになれる ¥30000000

・美人になれる ¥30000000

・かわいい体になれる ¥30000000

・デビューできる(なんでも) ¥40000000

・嫌いな人に消えてもらう ¥15000000000

・家族が優しくなる ¥10000000

・先生がエコヒーキしてくれる(自分だけ特別にしてくれる)¥20000000

・勉強が出来るようになる¥35000000

・運動が出来るようになる¥35000000

明奈「なんかメッチャ値上げしてる・・・・・・・・・・。」

ジャクア「もう売れて売れて」

明奈「150億って・・・・・・・・・・・。」

ジャクア「まさか。お客様。嫌いな人に消えて貰うを購入するのですか?」

明奈「その予定ですヶど」

ジャクア「手持ちは今何円ですか?」

明奈「10万」

ジャクア「足りませんよ?」

明奈「通帳から出せばギリギリだから出してくる」

ジャクア「出した金は返ってきませんよ」

明奈「常識だょ」

30分後――

明奈「150億円。ハイ杜山彩音って言うヤツを殺して。」

ジャクア「友達なのですか」

明奈「前は。ムカツクこと言われたから。」

ジャクア「友達に対して思う気持ちはそれほどだったのですね。」

明奈「それどういう意味よ。」

ジャクア「友達は友達じゃないのですか。」

明奈「彩音は死んだ方がいいんだ。ウチの人生の邪魔なんだ」

ジャクア「もう戻ってこないのですよ。いいですか?」

明奈「はやくしてよ!」

ジャクア「グアーングアーン滅びよ杜山彩よ」

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections