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涙の結晶。 作者:水空

第3回  
私は合奏「宇宙戦艦ヤマト」での楽器の希望は

アコーディオン

だった。

そして鍵盤を毎日練習し

受かった。

ついに念願のアコーディオンと思いきや

落とし穴にはまっていた。((また?お前ドジだな

簡単だと思ってたアコーディオン。

左手

動かない。

なんで

最初はアコーディオンのせいにしてた

すぐ肩がこる。頭が痛い。汗かく。疲れる

鍵盤を弾くのはバッチリ。

左の伸ばすのが

できなかった。

悔しい気持ちがこみ上げてきた。

アコーディオンなんかやらなければよかった

アコーディオン最悪。

合奏なんかしたくない。

































次の日から毎日休むことなく練習を続けた。

だんだん慣れてきて、だんだん肩がこらなくなり

2週間後、ついに肩があまり痛くならなくなり、スイスイできるようになった。

とても嬉しかった。

ついに本番。

みんなの前で胸を張ってアコーディオンが弾けた。

弾いているとき鼻が高かった。

いつのまにかアコーディオンが楽しくて仕方なかった

そして。合奏が終わった

あの辛い日よ。

今、楽しい日よ。

練習をしたからこそ、ここまで上り詰めた。

観客の目が光ってた。

アコーディオンにしてホントによかったと思った。

もう、アコーディオンが弾けないと思うと寂しかった

でも私はこの、アコーディオンとの

辛い日、楽しい日、苦しい日を

一生忘れない。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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