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消えてゆく未来の道―― 作者:水空

最終回   生きてるあなたは輝いている。
医者「でも感情はわかります。しゃべれませんが・・・。」

母「ハイ」

医者「安楽死を一週間後に行います」

母「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」





次の日―――


蓮はジーーーーーーーーーとテレビを見ていた。


母「蓮。テレビはおもしろいかい」


蓮「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

母「やっぱり伝わらない・・・・・。」

テレビ「緊急ニュースです!今○○病院の屋上で一家3人が自殺をしようとしてます!」

母「隣の病院だわ!」

すると光が蓮の体を包んだ。


ピカーン


母「何!?」

蓮は立ち上がって走った。


母「蓮!!!!!!!!!!!!!!!!???????????????」


現場――

実況「今にでも落ちそうな感じです!」



「私たちは死にます。死ぬのです。」


警察「私らは今から助けにいきます!!!」


母「まちなさい!蓮!!!!!!」


警察「いざエンター!」





蓮「マッテ」


蓮の声が現場に響く。


シーン


蓮は警察を押しのけて屋上に行こうとした。


警察「おじょうさんここからは我々にお任せください。」

蓮「ダメ。私じゃないとだめです」


母「蓮がしゃべった!?」

警察「じゃまだってー」

蓮は手に光りを集めて警察にぶつけた


警察「んぎゃー・・・。イテテテテなんじゃこいつ!」

蓮は走って屋上に行った



「私たち死にます3.2.1さようなら!!!」


蓮「まって!!!!!!!!!」


「ん」

蓮「なんで自殺なんかするの」


「それはもうお金がナイからよ。」

蓮「お金と人生は関係ない。私はホントはしゃべれない。でも最後の力を振り絞って

  あなたたちを救う。この言葉を使って。あなたは生きる価値はあります。でも

  死ぬ価値はない。死んだらだれが悲しむのですか。一人もうれしい人はいないと
 
  思います。私は一週間後に安楽死されられます。記憶を失っては生きていく

  道なんてないのです。でもあなたたちはまだ記憶はある。それが未来の道を歩む
  
  ヒントなのです。最後に。おかあさん。医者様。いままでありがとう。

  短い人生だったけどすばらしかったよ。さようなら。ありがとう・・・・・。」

蓮は光といっしょに消えた。




「私たち・・・。まだいきましょう・・・・・。」

警察「ブッッブラボー!!!!!!!すごい・・・。」

母「医者様。安楽死よりこちらの死に方の方が輝いてますね」

医者「そうですね。」

母「今頃は天で言葉を話してます。蓮。幸せに―――」


















☆完☆

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Novel Editor by BS CGI Rental
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