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消えてゆく未来の道―― 作者:水空

第2回   病気の悪化。
母はその場に倒れた。

次の日――

蓮は目を覚ました

蓮「ん・・・・・・・。」

母「蓮!大丈夫!?」

蓮「何が?全然なんともないよー」

母「蓮の好きなグラタン持ってきたよ♪」





蓮「グラたんって何?」









母「!」


蓮「おいしそうだから食べるー♪」

蓮はもぐもぐとグラタンをほおばる。


母「蓮・・・・・。」


母は泣き崩れた。

蓮「なんでお母さん泣いてるの?」

母「なんでもナイ・・・・・。」

蓮「おいしい♪」

母「ハァ・・・・。」



蓮「うっ!!!!」


蓮は倒れた


母「蓮!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


蓮はすぐに脳の手術を受けた。



6時間後―――



手術士「蓮さんは一日ごとに100の言葉を忘れていきます。そして記憶もなくなりま

    す。覚えることすらできなくなります・・・。」

母「なっ・・・・・。」


手術士「最後の言葉を忘れてしまったら生きることすらできなくなります。

    なんにもなしにフラフラと歩いたりするだけの人間になってしまいます。」

母「!!」

手術士「なので安楽死させます」

母は倒れた。

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