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暗号館の秘宝 作者:りみ

第6回   5 豚と弐の暗号
「いらいらするなぁ〜〜・・・・・」

【トントントン・・・】
「?つかっちゃん何やってんの?」
「あ?モールス信号だよ。イライラしたときにはやる。最近ハマってんだ」
「・・・・・・・・つかっちゃんらしい」
「連ちゃ〜〜ん・・・わかんないです・・・・・」
「ヒントあげようか?」
「ヒント!?いや、そういわず答え欲しいんだけど・・・・」
「答え?ん〜〜・・・・面倒くさい」
「おいっ、時野!!気になるだろ!」
「・・・・・・わかったよ・・・・・・。ひらがなの『うせ』で考えてみればわかるんじゃない?『うせ』の上」
「ひらがなの・・・・うせ・・・・・ああっ!!私、わかりました!」
「さすがじゃん、緑」
「・・・・ん〜〜??・・・・あっ!」
「つかっちゃんもわかった?」
「ああ!!ひらがなの『うせ』の上といえば・・・『いす』だ!『う』の前は『い』、『せ』の前は『す』!!」
「ウン、正解。イスの方いったら、イスの下にあった。セロテープでくっつけてあったし」
「なるほどな〜〜〜!」
「つかっちゃん声大きくしたら聞こえるよ。自分で暗号解かないと意味無いんだから・・・」
「ああ、そっか」


【ガチャ・・・】



扉を開けると係員が二人いて、階段があった。
「長い階段・・・・これ上るのか?」
「面倒くさぁ・・・・・」
「い、行きましょうよ」

長い長い階段を終えて・・・・・・。
「この扉だね」
「よし、行くぞ!!」



【ガチャ・・・】

そこには、1階ほどではないがやはりたくさんの人がいた。
「ふぅーん・・・・やっぱあの暗号といた人いたんだ」
そして、たくさんの人々が苦悩している。
連たちも早速暗号を見た。


『弐弐弐弐 弐弐弐 弐豚豚豚 豚弐豚豚豚 豚弐豚豚豚 豚豚豚弐   
 豚豚弐弐 弐豚弐豚豚 豚豚 豚弐弐弐豚 豚弐 豚弐弐弐 豚豚弐
 豚弐豚弐豚 弐豚 豚豚 弐弐弐弐 弐弐弐 弐豚豚豚 豚 豚豚 豚弐 弐弐弐弐 豚豚豚弐 豚弐豚豚 豚豚 豚弐豚豚 豚弐弐豚 弐豚 弐弐弐弐 弐弐弐 弐豚豚豚 豚弐豚 豚弐豚弐豚 弐豚 豚豚 豚弐豚弐 豚豚弐   
さて、これを解いて、その問いの答えを入力したまえ』


と言う文が書かれた紙。
「豚・・・・?ぶた・・・・・?弐・・・に・・・・?あ〜〜わからねぇ!時野ぉ、お前わかるか!?」
「これ・・・『二重暗号』だね。最初にこの暗号を解いて、次にこの暗号の問題の答えを入力する」
「・・・・・・・豚と弐・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふーん、わかった」
「!!??時野、お前わかったのか!?」
「スゴいっ、連ちゃん!」
「ていうか、法則はわかったけど、解読はできない。だってあたし“これ”知らないし。解読は・・・つかっちゃんかな。緑はともかく、つかっちゃんはわからなきゃいけない問題だよ」
「!?オレに・・・?」
「つかっちゃんだからこそわかるはずなんだけどなぁ・・・・・・」

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Novel Editor by BS CGI Rental
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