雀が鳴きカーテンの隙間から眩しい光がさす早朝。 「あら、理央ちゃんお早う」 「おはようございます、麻村さん」 「偉いわねぇ、こんな朝早くから・・・」 「いえ!」 その時裕人が戻ってき、それに理央が気づく。 「あ、小鹿野さん」 「あ・・・・理央ちゃん」 裕人は理央を見るとなぜか紅潮していた。理央はそれに気づいていなかったが、麻村はそれに気づいていた。 「!ウフフフフッ♪裕人君、買出し?」 「えっ、ええ、女将・・・」 「!あっ・・・」 明子が、窓越しに大野宮たちが祠に向かうのを見つけて言う。 「あいつら、向かってる!!」 「!!・・・・きっと災いが起きます、きっと」
*************************** 一方、連、緑、理沙、菜摘の部屋では。
「連ちゃん、連ちゃん、おきてくださいっ!!もう朝御飯の時間ですよ!?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・眠い・・・・・・・」 「いや、起きないとまずいですよ!!!」 「・・・・・・・・・・・・・理沙は?」 「先に行きました!!」 「・・・・・・・・・・菜摘は?」 「えっ?・・・鈴木さんは、先にどこかへ行ってしまいました・・・」 「・・・・・フーン・・・・・・・・・絶対つまんないのに」 「えっ?」 「・・・・・・ずっとあんなんでも面白いはずないのに・・・」
そしてその後連は起き、朝食を食べるために集まる場所へ二人は行った。 「キャァッ!!!ごめんなさい、お皿割りました!!!」 「あらあら、怪我無かった?」 「キャァッ!」 「理央ちゃん、どうしたの!?」 「あっ!ごめんなさい・・・焦がしてしまって・・・」 「あらあら、大丈夫?」 「ハイ・・・換気扇付けます」 このやり取りは大広間まで聞こえてきた。
**************************** ちょうど同じ頃。 「にしてもこの人形は気味悪いな・・・・」 「まぁまぁ、財宝を手に入れてこの村をなくせばいいんですよ」 「だな」 そして、大野宮達が祠に近付いた、その時・・・・・・・・・
【ダン!!!!!!!!!!!!!!】
「!!????!!!!」 銃声。
銃声だった。 「!!??なんだ!!??どっからだ・・・・・・・っ!!??」 大野宮たちは言葉を失う。
銃を発砲したのは
右にある3体の人形・・・・
人形達が、手に銃を持ち同時に発砲したのだ。
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