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炎呪姫の防衛 作者:りみ

第8回   6 二日目〜事件発生
雀が鳴きカーテンの隙間から眩しい光がさす早朝。
「あら、理央ちゃんお早う」
「おはようございます、麻村さん」
「偉いわねぇ、こんな朝早くから・・・」
「いえ!」
その時裕人が戻ってき、それに理央が気づく。
「あ、小鹿野さん」
「あ・・・・理央ちゃん」
裕人は理央を見るとなぜか紅潮していた。理央はそれに気づいていなかったが、麻村はそれに気づいていた。
「!ウフフフフッ♪裕人君、買出し?」
「えっ、ええ、女将・・・」
「!あっ・・・」
明子が、窓越しに大野宮たちが祠に向かうのを見つけて言う。
「あいつら、向かってる!!」
「!!・・・・きっと災いが起きます、きっと」

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一方、連、緑、理沙、菜摘の部屋では。

「連ちゃん、連ちゃん、おきてくださいっ!!もう朝御飯の時間ですよ!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・眠い・・・・・・・」
「いや、起きないとまずいですよ!!!」
「・・・・・・・・・・・・・理沙は?」
「先に行きました!!」
「・・・・・・・・・・菜摘は?」
「えっ?・・・鈴木さんは、先にどこかへ行ってしまいました・・・」
「・・・・・フーン・・・・・・・・・絶対つまんないのに」
「えっ?」
「・・・・・・ずっとあんなんでも面白いはずないのに・・・」

そしてその後連は起き、朝食を食べるために集まる場所へ二人は行った。
「キャァッ!!!ごめんなさい、お皿割りました!!!」
「あらあら、怪我無かった?」
「キャァッ!」
「理央ちゃん、どうしたの!?」
「あっ!ごめんなさい・・・焦がしてしまって・・・」
「あらあら、大丈夫?」
「ハイ・・・換気扇付けます」
このやり取りは大広間まで聞こえてきた。

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ちょうど同じ頃。
「にしてもこの人形は気味悪いな・・・・」
「まぁまぁ、財宝を手に入れてこの村をなくせばいいんですよ」
「だな」
そして、大野宮達が祠に近付いた、その時・・・・・・・・・






【ダン!!!!!!!!!!!!!!】


「!!????!!!!」
銃声。



銃声だった。
「!!??なんだ!!??どっからだ・・・・・・・っ!!??」
大野宮たちは言葉を失う。




銃を発砲したのは










右にある3体の人形・・・・














人形達が、手に銃を持ち同時に発砲したのだ。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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