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礼拝堂の奇跡 作者:りみ

第8回   6 第一の殺人発生
食事をした後の一時で、カオルはすでに計画を練っていた。
そして、実行する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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【RRRRR・・・・・・・RRRRR・・・・・・・・・】

ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
なんだ・・・・ここはどこなんだ?オレは誰だ?
ああ、頭がボウッとする。俺は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オレは目の前の、別荘の電話が鳴っていることに気づく。オレは携帯を持たないからな。
頭がボウッとするが、とりあえず出よう。

――はい・・・・・・・・・・・・・

すると、電話の相手は何かを言っている。が、聞こえない。
ん?なに?・・・・・今度はハッキリと聞き取れた。
“今、何時ですか?”と聞いているのだ。
おかしなことを聞くのだな、わざわざオレに聞かなくても・・・・・・・・・
そういいながらもオレは時計を見た。部屋に時計があるからな。

“6時”。
時計の針は6時を示している。加えて外は真っ暗だ。俺は寝たのか・・・・・・じゃあ、今は夜の6時だな。
おおい、今は夜の6時で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
ろ、6時だと!?いかんっ、寝過ごした!!!あのテレビを見るはずだったのが、もう始まる!!!
そう思い俺は、近くにあったリモコンをつかんだ・・・・・・・・・・・・・・・









【チクッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・】





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?何だ?今の痛みは。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・ググググググッ!!!!!
なんだ、なんだこれは、なんだこれは。
苦しい。何でこんなにも苦しいんだ。
息を吸うのにすえない。吸っているのに酸素にならない。二酸化炭素が体中に充満するようだ。
なぜこんなにも苦しいんだ。
・・・・まさか、さっきの痛みが?アレは毒針だったのか?
じゃあ・・・・まさか、お前が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お前が・・・・・・・私を・・・・・・・・・・・・・・・・?
なぜだ、お前には私を殺す理由なんてないはずだろう?
お前が私を殺す理由なんて微塵もみあたらない。
なのになぜ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?



―――――第一の殺人、完了――――――
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【チュン、チュン・・・・・・チュン・・・・・・】
雪山にしては珍しいようなすずめの声。
「ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連ちゃん、連ちゃん」
「・・・・・・・・・ん〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・」
「れーんちゃん、朝ですよー?」
「んんんぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・眠い・・・・・・・・・・」
「だめですって!もう皆さんおきてますよ?」



そのとき。
「・・・・・・・・・・・・・・・・イヤアアアアアアアア!!!!!!」





有美子と星崎、高木が叫ぶ。
「あっ、あなたああ!!!」
有美子が取り乱す。

「なっ、なんやのん、これぇ!」
「わ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふーん)


うつ伏せになって冷たくなっている死体――――郷田良三の姿が、そこにあったから。

「・・・・・・・・フフフッ、連続殺人が起きますよ・・・」
白鳥が言う。
「・・・・・・・・・・・なんでわかんの?」
「勘、ですよ」
「ふーん」
「・・・・・・・・・・連ちゃん?あなたも、“勘”が当たることってあるんじゃないんですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さーね」

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Novel Editor by BS CGI Rental
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