「『掘れ』って事は、掘るんだよね?」 と言う葵。 「じゃあ・・・・掘る?」 「ほらっ、男陣、掘ってよ〜〜〜〜!!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ソヨ・・・と、桜の咲いていない大きな樹の枝が揺れる。 他の桜の木と比べて、桜が咲いていないこの樹は目立った。
「あっ・・・・・・・・・・・・・・」 つかっちゃんが呟く。
茶色く小さな箱が出てきた。 「箱??」 「あけようか???」 「この中に・・・・!?」 「やったぁ、こんな簡単に手に入るなんて!!!」 「・・・でもおかしいなぁ?だって、手紙他にもあるよ??」 『の どこかの樹を掘れ』 『き づかないだけで惑わされているだけで すぐそばにあるのだから』
と言う文面の紙が残っていた。 「これ、いいのかな〜?」 「いーだろ別に。あけるぞ」
【パカッ・・・・・】
箱は簡単に開いた。
「ええええっ!!??なんでぇ!!??」 葵が叫ぶ。
その箱の中身は―――――
『ば かもの。ハズレだ。もう一度与えた紙を読み直せ。そして頭を使え』 と言う紙だった。
「・・・・・なんで!」 「なにかあるの!!??」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今までのをつなげるか・・・・)
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