6歳の時・・・オレは両親と妹を無くし、たった一人になった。 「・・・きゃっ!」 茫然と、浜辺に座っていると、僕と同じくらいの女の子が転んだ。 「・・・大丈夫?」 「あ・・・大丈夫・・・」 ぴょこんと立ち上がる女の子。 「そう・・・気をつけろよ?」 「うん!ありがと!」 笑顔でそう言うと、女の子は走って行った。 「・・・」 オレは何日かすると、偶然通りかかった宮廷剣士に声をかけられた。 「どうしたんだい?こんなところで」 「・・・!」 黙っていると、軽々と抱き上げられた。 「・・・君も1人かい?」 「・・・・・・」 「・・・よく、ここに妻と来た。・・・もういないが・・・」 哀しそうに笑う。 「・・・そう・・・」 「・・・年格好の割には軽いな」 「・・・」 「私の家に招待しよう」 そう言って歩く。何だか安心できた。 「・・・」 「・・・ん?眠ったのか・・・」 微笑む剣士。 「まあ、いいか・・・」 そうつぶやきながら剣士は寒くないようにマントの中に入れると歩を速めた。
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