愛「ふあ〜〜・・・。」 女「どうしたの?いきなりあくびなんか・・」 愛「ちょっとお弁当作ろうとして早起きしたら・・」 女「愛美って自分のお弁当作ってるの!?」 愛「作ってるって言っても今日からだよ!それに私のだけじゃなくて・・」 女「え・・それ・・・ひょっとして・・」
と、朝学校で弁当の話で盛り上がり(?)、昼。
愛「レイジく〜ん!」 零「ん〜?」 愛「これ、作ったの!食べて♪」 そういってさっきの弁当を差し出す。
零「え・・これは・・」 愛「レイジ君、いつも従斗君や陽子ちゃんのお弁当作って大変でしょ?いつも自分はパンかって食べてるし・・だから私が作ってあげる♪」 零「悪いな・・こんなことしてもらうなんて・・。」 愛「いいよいいよ!」
突然の親切に困惑しながらも感謝の気持ちが心を満たすレイジだった。 そしてフタを開けてみると美味しそうな料理が詰まっていた。
零「お、これうまいな〜。」 愛「ほ・・ホント!?」
二人で楽しく弁当を食べているその時、誰かがよろけてレイジにぶつかってしまった。 零「うおっ!?」 愛美の目の前で弁当が宙を舞い、中の料理がバラバラと散乱していく・・が、その時! 別の誰かの手がその弁当箱をキャッチし、散乱した料理が床に落ちる前にすべて弁当箱でキャッチした。
愛「・・・・!?」
女「あ・・あの人は!!」 その青髪で細目で、澄み切った笑顔の男の姿をみて、赤くなる女子達。
愛「え・・あの・・ありがとう・・」 ?「いえいえ。食べ物を粗末には出来ませんからね。」 零「悪いな。え〜と・・」 ?「あ、私は馬場 啓十郎(ばば けいじゅうろう)と申します。」
そしてその日の放課後、愛美は女子達に啓十郎のことを教えてもらった。
女A「啓様はね、後藤さんに次ぐ女子人気の人なのよ!」 女B「上品で優しくて、麗しくって!!」 女C「人によっては後藤さんより素敵って言ってる人もいるわ!」
愛「へ・へ〜・・・。」 惚れっぽい友達にちょっと引きながらも、愛美は皆と一緒に帰った。 そして、その次の日・・・。
啓「おや、愛美さん・・・でしたね。おはようございます。」 愛「あ、おはよう!」 啓「放課後少しお時間をいただけませんでしょうか?お話がありまして。」 愛「え・・?うん、いいよ。」 別段断る理由も無いので啓十郎と話をすることにした愛美。
その話を聞いた女子達は大騒ぎ。 女A「え!?愛美が啓様にお話を!?」 B「後藤さんに続いて啓様まで!?うらやましい〜〜!!」 C「あんたどうなってんのよ一体!」 愛「え・・別に・・そういう恋愛とかじゃなくてさ・・」
零「・・愛美が・・昨日の奴と・・?」
そして放課後。
愛「えっと・・ここでいいんだよね?」 愛美が来たのは、喫茶店。 啓「すみません。少し遅れてしまいました。」 愛「あ、啓十郎君。いいよ。私も今来たとこ。」
そして二人で店に入る。 そして、それを隠れながらみている二つの影が・・。
零「愛美がなんで二人っきりであいつと・・?」 法「何で俺まで・・・?」
そして啓十郎の話とは・・
啓「あなたのクラスの後藤レイジさんについてです。」 愛「え?レイジ君?」 啓「あの人は・・どうやら体に何か秘密があるようなのです。」 愛「え・・それ・・どういう・・」 啓「たとえば・・背中から羽が出たとか。」
!!!!!!!!!!!!!!!!!! 愛美は驚いた。 実は、法一を倒した時にレイジの背中にみた「なにか」が白い羽のような気がしてなら無かったからだ。 そして、法一はある組織の手により蜂の羽とセ○のような尻尾があることも思い出した。
愛「あ・・あなたは一体・・」 啓「・・何か知っているようですね。話してください。実は・・かく言う私自信が改造生命なのです。」
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