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桃太郎の気ままな旅 作者:邪眼のデズ

第2回   犬、仲間になる
家を追い出された桃太郎はコンビニに向かった。
「すんません、鬼が島ってどこらへんすかね?」
「知らん」
コンビニの店長の前田は答えた。
「そうですか。」
桃太郎はブラブラ歩いた。
「どこ行こうかな?なんか生きるやる気うせたっぽいな。」
その時誰かが桃太郎に話しかけた。
「おいあんた!!その腰にぶら下げたきびだんご一つくれ!!」
それは犬だった。
「いいけど鬼をいっしょに倒してよ。」
桃太郎は言った。
「いいぞ」
「死ぬかもしれないんだよ?」
「別にかまわん。」
「なんでそんなに食いたいんだよ。」
「分からん」
桃太郎は犬に一つ渡した。
犬はそれをよろこんで食べたが、
「なんかネチャってるよ」
涙目できびだんごを食べる。
「それにマズいし、クサい。」
「仕方ねーじゃん。約束は守れよ。」
「うぅ・・俺はこんなクソだんごのために命を・・」
犬は泣いた。
「そんなに泣くなよ。僕まで泣きたくなってくる・・」
桃太郎も涙目だ。
「ううぅ・・・最悪の味・・」
「こ、こっちにまで匂いが漂うよ。悲しいな。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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