其処にあるのは、馨しい香りのする何か。 君は僕に「愛している」と云った。 僕にはその言葉の意味がどうしても理解出来なかった。 苛々するのは昔からだ。耳鳴りは何時も絶える事無く続いている。頭が痛い。 君にとっての僕の存在とは一体何なのか考えたりする。そういう時間は嫌いだ。君に逢いたいと想う。君の声を聴きたいと想う。君の体温を感じたいと想う。君の寝息を聴きながら、隣に居る時間を愛しいと想う。君しか要らないと想う。僕にとって、君ってそんな存在。 僕が君に「好きだよ」って云う。 君は「ありがとう」と答える。 僕にはその言葉の意味がどうしても理解出来なかった。
僕には感情のコントロールが出来ない。そんなに器用な人間じゃないから。君は僕に「要領が悪い」と云った事がある。要領って、なんだか解らなかった。君は僕に感情をぶつけてくるけど、僕の感情は要らないみたいだ。僕は今の状況をもっと楽しめれば、と思う。もっと簡単に、もっと単純に、もっと冷静に。本気になるなんて、まるで子供みたい。本気になったって、君は喜ばないでしょ。。 どんなに頑張ってみても、僕は君の事を考えちゃうから。君がどう感じるかって、そんな風にしか考えられないから、僕がどうしたいか、よりも、君にとっての僕を考えてしまうから。君にしか、君の考えは解らないのに。君の事が、堪らなく好きなんだ。好きで、好きで好きで好きで、だから、君が居れば良いや。
君が好きだよ。
君が僕を必要としなくなったら、僕の存在は最初から無かったみたいに綺麗に消える。 僕は独りで泣いてばかりいる。そんな自分は本当に消えてしまえば良い。 感情や記憶を、消してしまえる程に僕の頭は賢くない。駄目だなぁ。 君に出逢えた事を、君と居た時間を、愛しいと、想い出にする事が出来るなら、僕は君を想って苦しくならないだろうな。今はまだ、そう落ち着いちゃいないけど、さ。
君に1日だって逢えないと、辛くなる。 辛くなるから、電話を掛ける。君は出ないけど。笑えるね。 逢えないから、声を聴きたくなるんだ。でも君は、僕の声を聴きたいと想ったりするのかなぁ。 君は君なのに、僕は他人にばかり訊くんだ。「人を好きになるって?」って。 僕は君に逢いたい。
「気付けよ」と彼は云った。 僕にはその言葉の意味が痛い程胸に刺さって、泣きたくなる程解った。 それでも今、君の事が好きなんだ。 いつか、時間が経てばこの感情も忘れる事が出来るだろうか。 君の事を考えるだけで、嬉しくなっちゃう今はまだ無理だね。 だって君ってば、素敵過ぎる程、魅力的なんだもの。 君とキスした事を思い出しちゃうくらい、好きになっちゃったんだもの。
逢いたいんだけどな。 逢いたいんだっつうの。 莫迦野郎。
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