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Anger Diary 作者:mikazuki

最終回   彼の侘び
彼とは笑いのツボも合わない。
たまに 彼流のギャグをかますのだが 意味不明である。
顔を鬼のようにして
「シャーッ!!」と言い凝視するのである。
?????
無視、無視。関わらないでおこう。
彼:「ヴァンパイアみたいだろ!!」
私:「???????」(何?笑う所なの?笑うべきなの?どうして欲しいの?)
   
歯の治療中の彼は糸切り歯が抜けている。
糸切り歯の抜けているヴァンパイアって、あんた。

彼はドSである。
私がコケたりイスに足をぶつけたりするととても お喜びになられる。
彼からの心配から出てくる愛情による「大丈夫か?」と言う言葉は聞いた事が無い。
まるで私がギャグをかましているかのように
ゲラゲラ笑い、通り過ぎるという
超ドSの彼である。
彼が私に対して言い放つ「大丈夫か?」は
(お前の頭は大丈夫なのか?の意味を持つだけの「大丈夫か?である。)(泣)

読んで知っての通り尋常でない怒り方の彼だが
やはり私も反発する時もある。言いたい事は言わなくっちゃ!そうでしょ!?
しかし、
尋常でない彼はもっとスーパーアップし怒りまくるのである。
私の抵抗、反発は彼にとって どうも『反抗』にうつるみたいなのである。
そんな尋常でない彼は勿論絶対に、何があっても 謝ることは無い。
しかし、言葉には出さないが彼には彼なりの謝り方があり
自分が本当に悪かった、反省しないとなーなどと思った日にゃー(ほとんどだが)
私の為に色々な物を買ってくるようになったのだ。
私は開き直り
もう言葉はいらん。どんどん怒りどんどん貢いでくれ!!と、思うようになりました。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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