「何処行ったのよ・・。」 瑠亜は啓が消えた場所を見つめている。 そこはまるで人が居なかった。扉が無かったかのように、瑠亜が来たときのように元どうりになっている。 「まぁ・・啓が居なくても私が止めさせれば良いんだよね・・・。」 瑠亜は独りでぽつんと言った。 これほどの孤独は感じた事が無かった。 家族は死に、 次々と村が消え去る。 唯一の自分以外の人間は、 我を忘れ、 自分を忘れ、 妹の為に、 自分の前から消え去った。 「大丈夫だよ。」 もう一度、瑠亜は言った。 「大丈夫・・・。」 つい一昨日まで家族と一緒に笑ったり 怒ったり 泣いたり していたのに 皆が自分の所から消え去っていく悲しみは 14才の少女には耐えきれない思いをさせていった。 瑠亜はいつの間にか泣いていた。 何故 私の前から 人が消えていくのだろうと・・・
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こんにちは。ヴォルシュラです。 最近小説の更新が遅くてスミマセンm(_ _)m えっと、前回は「啓」のお話で、今回は「瑠亜」のお話にさせて頂きました。 2人は分かれてしまいました;これからどうなるんでしょうかぁ・・・って、作者も考えてないんですよね;ヤバいですねぇ・・。 次回からはある異変が起きる(カモ)しれないのですが、コチラ作者も少し忙しいので、一時更新停止となります。読者の皆さんスミマセン(^^;) そして、次の作品の主人公に決まっている@さんご島のりうさん、新茶さん、少し遅れます。スミマセンです・・;(マタカ。 できるだけ早く更新しますので〜。
2006 3月27日 (月) ヴォルシュラ
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