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世 界 が 壊 れ る 日 作者:ヴォルシュラ

第7回   瑠亜
「何処行ったのよ・・。」
瑠亜は啓が消えた場所を見つめている。
そこはまるで人が居なかった。扉が無かったかのように、瑠亜が来たときのように元どうりになっている。
「まぁ・・啓が居なくても私が止めさせれば良いんだよね・・・。」
瑠亜は独りでぽつんと言った。
これほどの孤独は感じた事が無かった。
家族は死に、
次々と村が消え去る。
唯一の自分以外の人間は、
我を忘れ、
自分を忘れ、
妹の為に、
自分の前から消え去った。
「大丈夫だよ。」
もう一度、瑠亜は言った。
「大丈夫・・・。」
つい一昨日まで家族と一緒に笑ったり
怒ったり
泣いたり
していたのに
皆が自分の所から消え去っていく悲しみは
14才の少女には耐えきれない思いをさせていった。
瑠亜はいつの間にか泣いていた。
何故
私の前から
人が消えていくのだろうと・・・


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こんにちは。ヴォルシュラです。
最近小説の更新が遅くてスミマセンm(_ _)m
えっと、前回は「啓」のお話で、今回は「瑠亜」のお話にさせて頂きました。
2人は分かれてしまいました;これからどうなるんでしょうかぁ・・・って、作者も考えてないんですよね;ヤバいですねぇ・・。
次回からはある異変が起きる(カモ)しれないのですが、コチラ作者も少し忙しいので、一時更新停止となります。読者の皆さんスミマセン(^^;)
そして、次の作品の主人公に決まっている@さんご島のりうさん、新茶さん、少し遅れます。スミマセンです・・;(マタカ。
できるだけ早く更新しますので〜。

2006 3月27日 (月) ヴォルシュラ

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Novel Editor by BS CGI Rental
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