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世 界 が 壊 れ る 日 作者:ヴォルシュラ

第1回   居なくなる妹
俺は妹に頼まれていたHP作りができたので、妹を呼んでみた。
でも、妹の声は聞こえない。そして、家の中が以上なほどに静かだった。
俺は2階の妹の部屋に足を踏み入れた。
一歩歩くとなぜか体が軽くなった。
そして一歩。
また、一歩
数回あるくと俺はもうそこに居なかった。

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ここはどこだろう。
確かに俺は妹の部屋に居たはずだ。
「あっ。」
そこには妹のいつも付けている、リボンが落ちていた。
リボンの先には・・
「マキ・・・。」
妹であるはずのマキが居た。
ケイはマキに近づいた。
マキは瞳から炎が消えたような目をしながら、ケイが近づくほどマキは後ろにさがる。
マキはどうしたのか、なにか気づいたような振りをすると、後ろを向いて、走り出した。それは走るのが苦手な妹ではないかのような早さだった。
「マキ!行くな!」
ケイが叫ぼうとした時、マキが止まった。
そして、マキの目の前に誰かが居た。
「よく来たわね。真希。」
その声は氷のように冷たかった。
「はい。」
マキの声も、いつもの明るい妹ではないほど冷たかった。
その女は、俺に聞こえないようにヒソヒソとマキと話した。
聞こえたのは、切れ切れとした声だった。
「真--なぜ-こに-たのか----ね--。」
するとマキは、どこも見ないでまた、
「はい。」
と答えた。
俺は、耐えきれず、
「おい!マキに何すんだ!」
と、言ってしまった。
「行きましょう。」
女は俺を見て、すこし笑うと、マキを抱えてどこかへ消えた。
「マ・・キ・・・・」
俺はその時決めた。
俺がマキを家へ連れて帰る。と。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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