俺は妹に頼まれていたHP作りができたので、妹を呼んでみた。 でも、妹の声は聞こえない。そして、家の中が以上なほどに静かだった。 俺は2階の妹の部屋に足を踏み入れた。 一歩歩くとなぜか体が軽くなった。 そして一歩。 また、一歩 数回あるくと俺はもうそこに居なかった。
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ここはどこだろう。 確かに俺は妹の部屋に居たはずだ。 「あっ。」 そこには妹のいつも付けている、リボンが落ちていた。 リボンの先には・・ 「マキ・・・。」 妹であるはずのマキが居た。 ケイはマキに近づいた。 マキは瞳から炎が消えたような目をしながら、ケイが近づくほどマキは後ろにさがる。 マキはどうしたのか、なにか気づいたような振りをすると、後ろを向いて、走り出した。それは走るのが苦手な妹ではないかのような早さだった。 「マキ!行くな!」 ケイが叫ぼうとした時、マキが止まった。 そして、マキの目の前に誰かが居た。 「よく来たわね。真希。」 その声は氷のように冷たかった。 「はい。」 マキの声も、いつもの明るい妹ではないほど冷たかった。 その女は、俺に聞こえないようにヒソヒソとマキと話した。 聞こえたのは、切れ切れとした声だった。 「真--なぜ-こに-たのか----ね--。」 するとマキは、どこも見ないでまた、 「はい。」 と答えた。 俺は、耐えきれず、 「おい!マキに何すんだ!」 と、言ってしまった。 「行きましょう。」 女は俺を見て、すこし笑うと、マキを抱えてどこかへ消えた。 「マ・・キ・・・・」 俺はその時決めた。 俺がマキを家へ連れて帰る。と。
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