-シフィーヌ!- (誰かの声がする・・・) -だれか助けてくれ!!- (ああ、イズィだ・・・)
------------------------------------------------------------------------------- 「そこの少年。」 そばにいたゲッコウヤグラが話しかけてきた。 「?」 「その子を助けてやろう。ただし取引だ。」 「なんだ?」 「少しこっちへ来い。」 イズィとそのゲッコウヤグラは少し近くの茂みの中でこっそり話した。 「まず、私はフィグという。」 「あの子にかかっているのはオオカマキリの毒だ。」 「オオカマキリの毒?聞いたことがないな。」 「まぁそうだな。オオカマキリは怒ったときにしか毒を出さない。」 「危険生物だって言うことか。まぁいままででも危険生物だがな。」 「そこでだ。」 「うむ」 「「パーク建設予定地ブルー」という所は知っているか?」 「ああ。自殺リヴが集まる所だろ。」 「うむ。そこにばかでかいオオカマキリがいる。そいつを倒した直前にだ。」 「うむ。」 「オオカマキリの鎌を持ってこい。解毒剤になる。」 「でもあのオオカマキリを倒したって言う奴はいねぇぞ。」 「ぅむ。本当はいるだけさ。あの時の怖さを語れられるのは当分無理だ。」 「フィグは倒したことがあるのか?知ってる振りして。」 「いや。戦わなかったがそばで見ていた。飼い主に2傷にさせられてう○ちを思いっきり出された。」 「汚いこと言うなよボケ。」 「なんだ。せっかく言ってやったのに。」 「まぁいくならさっさといけ。時間はあと10時間だぞ。」 「そうなら早く言え!あとシフィーヌよろしくな!島で預かっておいてくれ。後で行くから」 「ああ」
シフィーヌ死亡まであと10時間-------------------------------------------------
|
|