リ「ここはどこだ?」 シ「ど・・どうしたんでしょうか・・・・?レーダーがうまく繋がりません・・・。」 フ「リウ、道はずれたんじゃねぇ?」 リ「みたいだけど・・・帰りたいが帰れねぇな・・。」 フ「レーダーさえ元にもどれば・・。」 シ「ルーモさん達が助けに来るまでここでまっておきましょうよ・・。」 リ「だめだ。夜になる前に帰れなかったら・・死ぬつもりでいろ。」 シ「そんなぁ・・。」 それから何時間かが経った。だがリウ一行は中心に行くどころかどんどん東に進んでしまっていた。 フ「なぁ。やっぱこの道じゃねぇんじゃ・・」 突然リウがフィレイルの口をふさいだ。 リ「音が聞こえる。すぐ近くだ。」 シ「もしかしてその死に神ってゆう・・」 リ「いや・・イズィ達かもしれねぇ・・・行ってみよう。」 だんだん音が大きくなってくる・・と思ったら次の瞬間 グサッ という音が聞こえた。 シ「な・・。」 気がつけば先頭に立っていたフィレイルが居ない。 リ「フィレイル!どうした!返事をしろ!」 フ「リウ!シスト!早く逃げろ!!」 リ「え?!フィレイル!!」 見ると血だらけであと1ダメージでも食らうと死んでしまいそうなフィレイルが相手に向かって技を放っている。 リ「フィレイル・・あとで来るから!無事でいろよ!!絶対だぞ!!!シスト!行くぞ!!!」 シ「は、はいー!!」 逃げてる途中、フィレイルの悲鳴と何かの鳴き声がしたが、リウは振り返らなかった。
何時間走っただろうか。炎が燃えているのを見て、リウが走っていった。 リ「イズィ!ルーモ!クウェシア!」 イ「リウ!どうした!!」 ル「シストも・・あれ?フィレイルは?」 リウが首を振った。 リ「イズィ・・クウェシア・・・ごめん・・・・。」 イ「いいんだ。大丈夫だ。」 ク「フィレイルお兄ちゃん・・・」 フィレイルの死は誰もが分かっていた。 シ「ごめんなさい。私が生き返りたいなんか言ったから・・。」 クウェシアがシストの肩ポンと叩いた。 ク「いいよ。」 イズィが「よし。」と立ち上がった。 イ「フィレイルが願った事は俺らが生きている事と、シストが生き返れるようにだ!明日こそ絶対にあの人を見つけるぞ!」 ル「おう!」 リ「こんなことにならないように明日は全員で行動を取ろう。」 ル「そうだな。」 イ「クウェシアとシストはまだ弱いから、俺らで守るぞ!」 リ「分かった。」 ル「よっしゃ!」 クウェシアはシストが泣き終わるまでそばに居た。 フィレイルの死は無惨だったが、イズィ達は元気を出して明日の準備に取りかかった。
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