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リヴリーの恋 〔続〕 作者:ヴォルシュラ

第3回   シスト
「私は幼い頃、他のリヴリー達と一緒にリヴリーアイランドに売られていました。その頃は、私はまだ良かったんです。 いつか飼い主に飼われて生きていく運命だと、楽しい日々が続くと思っていたんです。でも、初めて飼い主に飼われた時から数日がたって、こんな情報が耳に入ったんです。他のリヴリーが言っている言葉を。」
「言葉?」
「はい。その人はこう言いました。
『なぁ。俺のリヴいらねぇか?42レベのオオツノだぜ。サブだから世話すんの面倒だし。』
しかし言われた相手は、
『あなたはそんなに簡単にリヴを捨てるの?かわいそうじゃない?』
『はぁ?かわいそうってバカじゃねぇ?ただのネット上の想像じゃねぇか。』
『それはそうだけど・・』
『あんたが買わなかったらコイツ餓死させるし。100ddなんか払えるかよ。』
『じゃあそのリヴリー・・・ちょうだい・・私が大切に育てる。』
『契約成立!んーじゃあパスワードは*********で飼い主名が****リヴリー名がシスト』
私はその時ドキっとしました。42レベルのオオツノワタケ。飼い主名もパスワードもリヴリー名もすべて一緒だったんです。」
「・・・で、今はその買った飼い主の所に?」
「はい。その飼い主さんはとても優しいのですが・・・」
「が?」
「私なんて生まれて来なかった方が良かった・・・」
「・・・」
「本題はそこじゃないんです。」
「へ?」
「私を・・・生まれ変わらせてください!」
「え?へ?あ?えええ??!!」
「生まれ変わらせてって、そんなのどーやらこーやらわけわからんぞ。あっ。」
「え?」
「死ねば?」
「・・・」
「冗談;冗談; んーで、その生まれ変わる方法って知ってんの?」
「はい。ある情報によると、時間を越えて、過去にいくんです。」
「は?」
「行き方は、まず、魂を抜いて・・・・」
「ちょっとまった。」
「はい。」
「魂抜くってどうやって・・・;」
「・・・・その・・・・魔力が必要なんです・・・・・・」
「は?」
「イズィさんなら魔力があるので・・・助けてもらいたいと思って・・・」
「はぁー・・・まいいや。明日来て。」
「あのっ。」
「んー?」
「できれば・・人数が多い方が・・・・」
「ok。シフィーヌとルーモとブツブツブツブツ・・・・」
「あの・・」
「ああ。できるだけ人数用意しとくわ。5人ぐらい。」
「はい!」
「んーじゃあな。明日。」
「はいーw」

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Novel Editor by BS CGI Rental
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