気づけばイズィは雷桜冷にナイフで一突きされていた。 シ「あ・・・」 ル「イズィ!」 雷「ああああああああああ!」 雷桜冷が溶けていく。 偽りの姿が何度も顔に浮かべながら・・ 気づくとそこには1つの光が灯っていた。 -雷桜冷- -ああ- -死んでしまった- -シスト- -私の子供- シ「お父さん・・?」 -シスト- -祭壇へ- 光がいきなりはじけたかと思うとそこにはもう何かが焦げた後しかなかった。 イ「うっ・・」 ル「イズィ!大丈夫か?」 ルーモがイズィの顔をのぞいている。 イ(前にこんなことあったような・・) イ(この世界に来てからだ・・・・) シストがかけだしたが、クウェシアに止められた。 シストが泣いていた。 ル「シスト。真実を知っているのか?なぜ・・」 シ「私のせいなの・・」 リウが近くに寄ってきた。 ル「え?」 シ「あの村は私のせいで枯れて、私のせいでフィレイルさんが死んだの。」 リ「どういう・・」 イ「ルーモ・・リウ・・・」 リ「イズィ!」 イ「あいの光・・冷流って奴だ。」 ル&リ「え?」 イ「そしてシストの父親って訳か。ハハッw」 リ「おい。イズィ。頭がおかしくなったのか?」 イ「いや。シストにその祭壇ってところに行かせてみろ。そうすりゃ分かる。」 ル「でもシストは敵だったんだぞ?え?」 イ「違う違う。ま、いいってとこさ。このナイフ、嘘モノだ。針みたいだ。まぁ痛いけどな。」 リ「とりあえずその祭壇ってところに行ってみるか・・。」 ル「そうだな。」 リ「シスト!」 シ「?」 ル「祭壇ってところにあんないしてくれ!」 シ「ぁ・・はい・・・。」 祭壇は遠くなかったが、イズィをおぶっていったので、時間がかかった。 シ「ここ・・です。」 イ「がっしりしてるなぁ。」 イ「あ、中はいるぞ。」 ル「怪我してんだからちょっとは病人らしくしろよ。」 イ「これが俺の病人さだ。・・・っとあったあった。」 そこには冷流の死体があった。 ク「わ・・;」 イ「ルーモ!あの本かせ!」 ル「ああ。」 イ「んーっと、ここらへんのページ・・あった!」 そこには暗号らしきものが書かれていた。 リ「それ読めんのか?」 イ「これでもリヴリーアイランドの王者、イズィ様だぞ!」 ル「なんじゃそりゃ。俺達みたいな庶民と同じ扱い受けてるくせに。」 イ「まぁまぁいいや。んじゃあシスト、そこの円盤の上に立て。」 シ「でも・・あそこ高い。」 イ「なんとかなるっしょ?」 何分かたつと、やっと登り終えた。 イ「ん。okぃ。んじゃあ動くなよ。」 イ「んーと、村に眠れる悪魔よ?えーっと、これなんだ。あ、この若者のー・・遺体を捧げる代わりに、んーっと、シストという者を天に目覚めさせよ〜?」 ル「ひでぇ文章だな。」 イ「しかたねぇじゃ・・うわっ。」 いきなりシストの周りに光りが回ったかと思うとシストが消えかかっている。 ク「シスト!」 シ「ありがとうございます・・・。」 シストの目から大粒の涙があふれだしてきた。 シ「本当にッ・・ありがとッございましたッ」 イ「いいってことよ。次は良い人生送れよっ。」 シ「・・はい!」 そこでシストと光がが消えた。 ク「これでいいのかな・・。」 イ「ああ。いいさ。さ、皆帰ろう。」 ル「どうやって?」 全員で「あ゙」
------------------------------------------------------------------------------- イズィ達はそれぞれ自分の帰る場所に帰った。 これで終わったのかまだ不安だったが、シストは最後、うれしそうだった。 イ「これでいいんだよな・・。」 シフィーヌ「どうしたの?独り言なんか。」 イ「うわ!びっくしりた!」 シ「なによーw」 イ「そういや大丈夫なのか?」 シ「大丈夫だって!イズィが行ってる間に私が妊娠してるの知らなかったくせにーw」 イ「たしかに・・あ、んでその赤ちゃんは?」 シ「この子よーっ女の子!」 その子はなんとなくシストに似ていると思ったのはイズィだけだろうか・・・
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