はるか昔、ここはのどかな村と草原があった。 ある時村に1つの雷が降ってきた。 雷は畑を荒らし、作物を燃やした。 村は枯れ、水も無くなり食べ物も無くなった。 そしてその事態が当たり前のようになってきた頃、天から不気味な声が聞こえてきた。 1年に1人、村から若い者を生け贄として神殿の台に置け。差し出す代わりに作物が育つようにしてやろう。 と。 村人達はすぐに準備に取りかかった。 その始めの年の生け贄は冷流という若者だった。 冷流は妻と暮らしていた。食べるものが無くても幸せに。 だが、村人達がそれを変えた。 幸せだった家庭はくずされ、夫は生け贄に捧げられた妻の雷桜鈴は悲しみや怒りに負けて村を荒らした。 村はまだ残っているが、飢えている。 村人達はこう語る。 1回目の者の妻のせいだ。 と。
ル「まじかよ。」 リ「ちょっと待て、」 ル「ん?」 リ「これどこで手に入れた?」 ル「兄ちゃんの部屋にあったから持ってきたんだよ。それよりこの雷桜鈴と冷流って奴・・この前話してた奴らじゃないか?」 イ「確かにな。」 気が付くとイズィがのぞいていた。 リ&ル「うわっ。」 イ「朝飯できたぞ。」 ル「お・・ぅ。」 リ「もうちょっとだけ待って。」 イ「待てるかぁ!もう30分も待ったぞ!」 リ「ういうい。」 ク「お兄ちゃんー。」 イ「ん?」 ク「誰か来たよー?」 イ「はぁ?」 行ってみると確かに居た。薄い水色のイッカクフェレル。 イッカク「こんにちは。」 イ「え?あ?はぁ。こんにちは。」 イッカク「私は雷桜鈴と申します。」 イ「えええええええええええええええええええええええ?!」
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