目を閉じると茶色のものが浮かんでいた
畑だとその時は考えていたから畑なのだろう
その畑に集中すればするほど
がくがくと世界が揺れて気分が落ち着かない
驚いた
怖かった
バッと目を開けても揺れていた
がくがくと世界が揺れて落ち着かない
驚いた
怖かった
ふと体を動かそうにも動かない
ふと手足を動かそうにも動かない
ふと声を出そうにも出ない出ない
やばい
金縛り
驚いた
怖かった
助けを呼ぼうにも動けないのならば仕方がない
助けを呼ぼうにも声が出ないのならば仕方がない
今日がはじめてだったわけではない
今日が二回目でまだ何回もおきる気がした
まるで夢だったかのような金縛り
だって金縛りの後は怖くて私が無理に寝てしまうから
思い出した時は多少おもしろいけれど
金縛りにあっている時はおもしろいなんて決して思えまい
嗚呼誰か助けて下さい
動けないという恐怖から
声が出ないという恐怖から
何かに襲われるんじゃないという強大な恐怖から
嗚呼誰か助けて下さい―――
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