部活で踊っていたあたし
鏡の前で踊っていたあたし
体は踊りを踊っていても
頭では踊っていなかった
これから先の不安
面倒を見るには大変な後輩たちを連れて
後輩より多い先輩を見送らなくてはいけない
もう甘えられない
頼られる存在
志望校を決めたから勉強にも励まないと
編集しなきゃいけない小説たまってきたな
部活で疲れたから両方やるのはちょっと無理かな
そうは言っても自分のためだけに毎日生きるのも出来ないし
部活で踊っていたあたし
鏡の前で踊っていたあたし
私の背に目には見えないものがうつった
大きく重い岩だった
そのそばで後輩は踊りも踊らず笑っていた
鏡にうつる私の顔は見るも驚くほど暗かった
楽しいはずのダンスがしんどいだけだよ
誰かあたしに言って
「コツコツやればいつかは終わる」
「大丈夫だよ こんなもの簡単さ」
自分で思うよりも言われたい
誰かあたしを受け止めて
自分を知られたくなくて相談出来ないあたしを
わがままで自分勝手なあたしを
誰かそっと受け止めて
誰かあたしの背を押して
押すだけで良いからさ
それだけであたしは頑張れる
この先ずっと笑っていられるよ
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