「素直じゃないね」
僕にむけられて言われたその言葉 数時間。私は放心状態になった . いつ放れて行った心が戻ってきたのかはわからず 私は知らない土地に立っていた。
何であんな事をいわれたのかも思い出せずに
けれど
一つだけ思い出している。
なぜ知らぬ土地に立っているのか
転校
私ら家族は違う場所に引っ越すため、 私と弟は転校した。
せっかく友達が出来たのに
けれど転校や引越しなんて慣れっこだ。
仕事の都合上よくあること と教えられてきていた。
悲しいなんて言葉も出なかった。
でたらそれはわがままで困らせるから。
困らせたくない。
けれど、転校はしたくない。
そして素直になんてなれやしない。 ケドなんで言われたんだろう。
考えても考えてもでてこない答えの迷路に
私は閉じ込められた。
怖くもない 悲しくもない 悔しくもない
ただ・・・
ただ考えるだけ。考えなくても良い「ぎもん」に。
どうしたら出てくる??
この「ぎもん」の答えはどうしたら出てくる?
私は素直じゃない??
とても素直だと私は思うのだけれど何が違う?
何処で
何処で私は間違えた??
引っ越すことなんて当たり前じゃない??
それで悲しくないって言うのも
何もかもが当たり前に時間は過ぎてる
泣いた
同じクラスのあの子が泣いた
なぜ泣いたの?
私、何か悪い事した?
誰か教えてください
すべてを当たり前だと思わなくて何がおかしい??
何で泣いたの??
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