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転校生への恋心 作者:

第2回   僕らの最初の打ち上げ
そんな次の日は、もう教えることが無くなってしまったから、行動はいつも一緒になれるところは一緒していた。

転校生に会ってから、何ヶ月経っただろうか。

学校初めの行事。体育祭が始まった。

僕の学校の体育祭は毎年すごい派手に行われる。

「生徒の皆さんご機嫌ですかぁ〜?!今年もまたまた派手を用意してありますので、生徒の皆さんはもちろん楽しんでいきましょう!」

この学校で一番の変人。生徒会長が挨拶した後には、かならず大きな花火が大きくなる。

そんな開会式は簡単に終わり、それぞれの競技などに取り掛かる。


もちろん。すべてが派手だった。
だからこそ、そんな体育際が終わったときは、勝負関係なく泣いてしまう。

なぜ泣くのかは、派手で思い出が残ったから。

だけじゃなかった。

閉会式の時に、皆で作ったこの体育祭のためになぜか全校生徒で協力して作ったものを壊す。という作業のときに泣くのがほとんどの人だった。

もちろん今年も泣いてる人が多かった。
そんな中僕と鈴は泣いてなかった。

もちろん他にもないてない人は居た。


終わった後。クラスの皆で飲み会があった。といっても、打ち上げだ。だからお酒とかは飲んでいない。

毎度の事だった。去年の体育祭も学校祭も球技大会の後も行われていた。

「よっしゃぁ〜!飲むぞぉ〜!!!」

学級代表が怒鳴りあげた。

皆はコップを上げてカンパイの準備をした。

僕らは少し送れて腕を上げた。

          「かんぱぁ〜い!!!」

やはり最初に僕は鈴と乾杯といいながらコップを鳴らす。

何ヶ月も経っているので、鈴にも友達が出来ている。
そんな仲を見ている僕の心は、キュンと痛かった。

初めての恋心を持った僕には、何で痛いのかは本当にわかっていなかった。


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Novel Editor by BS CGI Rental
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