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万年笑顔 作者:

最終回   笑顔
       ある日来た 僕には急すぎる報告が

         そんなはずない そんなの嘘だ

   目に見えていることを自分の幻想とし 嘘のものとしようとした


      認めたくない現実 認めたくない人の決めつけ

       ギュウッと目を閉じ ソッとまぶたを開ける

      何も変わらない現実 認めなければならない現実


        現実逃避 ある日僕が知った言葉

      あの日に戻り あの日の自分に教えたい言葉

        けれど もう嘘なんてまっぴらごめん

        いやな結果が出ても それもまた現実

       良い結果がでても それもまた 現実である


    現実から逃げて 何が面白い そんなの自分から逃げている

        『現実逃避』を教えてくれたおじさん

        その言葉を聞いた時に 輝いた自分の瞳

        そんな僕におじさんが言った言葉だった


      所詮逃げるが勝ち 信じ込んでいた僕にそういった

             僕は殴りかかった

      我に返ると 反撃しないおじさんが座り込んでいた

                泣いた

            心の底から僕は泣いた

        なぜ泣く? おじさんは僕の頭をなでた

    「現実から逃げていたのを知っていて逃げようとしたから」


      その日の僕は必死に謝った 謝った回数笑ってくれた

             僕はそれでよかった



        人の笑顔は 誰をも癒す力があると思う

     笑ってくれた分 何か違う形で返せばいい 謝ればいい

        済むこと 済まないこともあるかもしれない

           けれど 謝って損はないから


         何かを間違えたときには「ごめんなさい」

           嬉しかったときは 「ありがとう」

      もちろん面して言えない人だっている 僕がそれだ

   その場合は 違う形で返してあげればいいさ「あの時のお礼」って

          ホラっ皆も笑って過ごしましょ??

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Novel Editor by BS CGI Rental
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