たった一人の女の子 あこがれていたたった一人の女の子
初めは遠くで見ているだけでよかった 初めは
近づくたびに ドンドン目で追うようになっていた そんなことを相談して助けてくれたのが幼馴染の女の子 たくさんのことを教えてくれたかもしれない。
ある日
幼馴染の女の子 いつも一緒に登校していたある日の事だった 歩きながら僕は相談した いつものように
けれど幼馴染の女の子は いつもの元気が無く 乗る気じゃなかった
僕は不意に幼馴染の女の子のオデコに手をやった
「熱はないみたいだね」
すぐに幼馴染の女の子は手を払った 僕の手を意図も簡単に オデコから離れていった
その日の一日は いつもの僕じゃなかったかもしれない
その日は席替えがあった 憧れの女の子の隣になっても 僕は 喜べなかった
何で喜べなかったかは解らない そのときの記憶すらもなかった
ずっと ずっと幼馴染のことを考えていた その時に解ってしまった
僕はあこがれているたった一人の女の子は 憧れのままだっただけだ
好き
と勘違いをしていた それは遅すぎたかもしれない
そしてそのとき もう一つの事もわかった 幼馴染の女の子 それこそが 好きだった
僕は下校中 幼馴染の女の子にこういった
「僕は間違っていたよ。僕のあの子は好きなんじゃない。 憧れでしかなかった そして僕は気付いた けど遅いかもしれない 僕は 君が好きだ」
答えを聞く時間が とても長く とても静かだった 幼馴染の女の子は 顔を真っ赤にしながら下を向いた
「私なんか 小さい頃から好きだったよ」
僕は飛び上がるほど 嬉しかった 涙も出た 抱きしめた
神様 僕は 間違ってよかったかもしれない
そのおかげで 僕は とても・・ とても 大事なことに気付けたから
神様 ありがとう 僕に
間違いをくれてありがとう
そのおかげで まっすぐ進めたから ありがとう 僕の彼女
間違いは 勇気があれば 頑張れば
間違いは 取り戻せるんだって
恋する心があれば 間違いだってするんだって
恋する間違いは 取り返しが付くんだって
ありがとう
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