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人生という獣道 作者:

最終回   言葉と迷い


               疲れた

ある日。僕は疲れてしまった。
それは何のせいかというと、この長ったらしい道に疲れた。

けれど決して今進行形で歩いていたわけではない
昨日まで歩いていたかもしれない道にだ。

歩くのが疲れた。人生
人生という道に疲れたと思った時が、その人生の終わりだと信じてた。

そんな僕は、いつの日にか大好きなおじいちゃんに聞いた。

「人生って、どうしたら終わるの??疲れたら終わるの??人ってどっやって死ぬの??」

僕はきっと・・・
   きっと聞いてはいけないことを聞いてしまったのだろう

今になって後悔している。


          人生ってあっけないんだな


僕は結局大好きなおじいちゃんの口からは答えは出なかった。

              口からは

けれど、結局行動で教えてしまう事になった。

            大好きだったのに

僕を信用してくれたおじいちゃんに酷いことを聞いてしまった

だから、その罪を償うために
   俺は一度 人生を捨てようとしていた

けれど、そんなに簡単に捨てることは出来ない
   だから今 疲れて座っている
            止まってしまっている。

僕の人生はいつ終わるのだろうか
   けれど たった僕だけの人生が終わったって
       政治が大きく変わることも無く進んでいる

地球だって
   僕の人生なんて関係なくまわっている
       僕などひとり死んでくれたほうが
      
     地球にとってはかなり優しいものになっている

何で??って??

だって二酸化炭素を出している者がいなくなったんだぜ??

そんな事を僕は大親友に告げた。

ハハハッと軽く笑う。
   けれど、何か本当に笑っている気にはならない


その後 言った僕に言う

「そんな悲しい事・・さらりと簡単に言うなよ。
   確かにそういうことはありえるかもしれない。
     けれど、そんな反面悲しむやつがお前の目の前にいる」

僕はなんだかその言葉がうれしく
   思わず同姓にもかかわらず抱きしめてくれた

そんな僕の頭を
   ソッとなでてくれた


それから僕はこの大親友を今以上に大事にすることに決めた。


ふと疲れた今
  そんな事を考えてしまっていた。

けれどそれでもいいんではないだろうか

フッと笑う僕の口がなぜかそう言っていった

ゆっくりと立ち上がって大親友の言った言葉を思い出す。

そしてもう一度僕は歩き出した。

         たった一つの人生の道に


あなたは迷っては居ないだろうか

たった一つの人生という長く脆い道に

迷った分だけ疲れる のではない。

迷って間違え多分

                強くなる

僕はそう考えるから まっすぐ歩く

迷ったって自分を信じて前に進む。

もちろんそれも怖いことさ・・・けど

怖い怖い言っていたら、前には進まないって言うやつごまんといる。

僕だって言うさいくらでも

さぁ立ち上がれ!なんてことも言わない。言いたいけどいわない

人には人の「ペース」があるから だからゆっくり立ち上がれ

立ち上がれないんだったら考えろ

              今あるべき道を

それでも迷うのが当たり前 迷わないのも当たり前

人それぞれ違うって いろいろな意味で大変だね 今はそう思うよ。


だから無理強いは止しておく。だからゆっくりしていけ

けれど、ゆっくりした分、取り返さなければならないけれど。

それもまた運命と考えるのもいいのではないだろうか。


             さぁ行け 若者よ!!

なぁんて気取ってみたりしてもいいかな。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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