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笑わない 笑いたい! 作者:

最終回   笑顔


 「ガルド!こっちこっち!ルナルもはやく!」
 そんなこんながあって、俺たちは高校を卒業した。
 高校最後の記念写真。こっちに急いでと風月は僕に言う。

 あれから何ヶ月経っただろう・・いや。あれから何年経っただろうか。といっても一二年くらいだろうけれど。
 僕らは異様な人間関係。いや、ガルドは人間ではないが。
 ありきたりな出会い。
 それから不思議と進む、ふかい戦いもあり、今がある。
 風月は良く笑うようになった。というか、喜怒哀楽が激しくなり、ガルドにも手が終えないときがある。けれど、それもまた進歩なのだろう。

 結局ガルドはいつ魔界に戻るのかは謎のまま。
 けれど、ガルドの修行になっていることは変わりなかった。



     人が人を笑わそうと努力し、それを成し遂げようと壁が出来る。

    壁を通り抜けようとするけど、方法が見つからなくて断念するかも。

    けれど、したいという熱心が強ければ強いほど、壁は脆くなってくる。

     何かを成し遂げようとするには、それと同じような何かがある。

          だからやるという事には、重みがかかる。
 
         けれど、それに負けない気合が必要にもなる。

           それに負けない「心」も必要になる。


           人が笑うと幸せになる気がする。

         心から人を愛せると、愛を貰いたくなる。

          笑いたくないなら笑わなければ良い。

      けれど、そのときの自分の気持を表現しなければならない。

       笑わないなら、どうして笑わないのか聞いてあげよう。

        笑いたいとおもうなら、心の底から笑えば良い。

            意味なんてなくて良い。

         意味なんて、後からついてくるさ。
   

 「ガルド!ほらっ笑って!」
 そしてシャッター音が鳴る。
 昔の俺らは逆だったろう。けれど、風月が笑えるようになったから、俺は笑う。

               君に。最高の笑顔を与えよう。


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Novel Editor by BS CGI Rental
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