「なるほどぉ〜これでルナルが馬鹿しないかとか見れるわけね」 先生はフムフムと納得していた。 「それより先生?ここ片付けなくていいの??」 「そうだった」 鏡をジッと見ている先生に言うと、先生はチョッと驚いた風に立ち上がりスッとガルドのほうを見た。 「あれ??」 先生が、何か疑問に思ったかのようにガルドのほうを見た。 「?」 ガルドは、ピタリと止まり、頭の上にハテナをつけた。 「い・・・いや・・ささっやろやろ」 何か見てはいけないものを見た後かのように、ソソクサと行動がおかしい。そんな先生の近くにガルドは寄った。そして、先生の肩に手をかける。その瞬間。先生の身体はビクリとした。 「先生??なに?」 「いや・・なんかいつもの雰囲気と違うガルドに驚いただけよ」 あいにく嘘を言っている様子ではなかったから、軽くため息をしてグシャグシャになっている物のほうへと行った。
「何でそんなに簡単にガルドの言う事聞くの??」 帰り道。 風月はルナルに聞いた。 「魔王様の息子様ですよ?」 「けど、名前知ってたんなら、最初から知ってたんじゃ・・」 「残念ながら。よくそういう偉い名前を使い、人間界へ危険術を使い悪さをする人が居るんですよ。本物かどうかを確認する術もあるのですが・・・学校ですしそんなことまで出来きませんから」 「ふぅ〜ん・・寝込み襲うとかはしなかったんだ」 「ばっ何を言い出すかと思ったら・・どうしてそういうことになるんですか・・」 「だって、もしそいつが偽者で、悪さしようってんなら寝込み襲って本物かどうかを追求すればいいじゃない?? 簡単に言えば、寝込み襲って、その術使って偽者だったら上の人に言えばいいじゃない??あなた大物になるかもしれないし。 逆に言えば、もし本物だったらそのとき謝ればいいじゃない??」 何気に言う風月の言葉に、ルナルは笑った。 「そういうこというあんたが大物だわ。」 「え?」 「確かにそうよね・・」 星が出て来た空を見てルナルはしんみりといった。 「私は小さい頃から人に命令されながら生きてきた。そんなある日セシルが来たの。そして、命令されてる私に言ったわ。 『人形みたいいや・・おもちゃかな』 最初は私なんもわかんなかったわ。 何を言っているの??命令されるのが当たり前じゃない? って。命令されるのが当たり前だと思っていた頃だから。何も反応しなかった私にこういったわ。 『自分の意思ないの?あなた魔力で動いているおもちゃじゃないんでしょ??』 もちろん私はうんと頷いたわ。 けれど、何か私はセシルが気に入ったみたいで、その日ずっとセシルにくっついてたわ。 『私があなたを自由にしてあげる』 そう言って私は禁断の術を使ったわ。そしてここへ逃げてきたの。」 「逃げて??」 「そう。私が消えたらうるさいから。それ以上の話もある。もう。全体的に自由になりたかったのよ。」 「じゃあ・・今頃セシルは・・」 「大丈夫よ」 「え?」 「大丈夫。」 「どっからその自信・・ 「ホラ着いたよ。ちゃんと無事に着いた事、ガルドにそっちから報告しといてね。また明日の朝も来るよ。」 そう言って、どこかに向って歩いていってしまった。 風月は、いわれたとおり中に入り、ガルドに帰ったよメェルを送った。
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