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SU・DA・CHI 作者:殻鎖希

最終回   あとがき
あとがき

 今日は。殻鎖希です。今回はいつもとは少し違ったジャンルのお話……SU・DA・CHIをお送りいたします。
 あとがきと言えど、一人でしゃべるというのはなかなか寂しいもの。そんなわけで毎度のごとく、本日もゲストの方をお招きしております。

殻鎖:ではご紹介しましょう。SU・DA・CHIに出てくる綺麗な姉ちゃんにして謎の女子高生、サキさんです!
サキ:皆様、いかがお過ごしでしょうか?私、サキと申します。
 ところで希。その綺麗な姉ちゃんという紹介は何とかならないのかしら?そんなオッサン臭い言い方、全然紳士的じゃなくてよ。
殻鎖:オッサンとか言うな。気にしてるんだから……
サキ:気にしてたの!?
殻鎖:だぁ〜、もうそっとしといてくれ!て言うか、お前本編とキャラ変わってない?
サキ:女には色々顔があるのよ。
殻鎖:いや、もう何でもいいです……どうでもいいことは置いといてサクサク話進めようぜ。
 早速本題に入りますが、まず最初に断っておきたいことが一つ。この小説のメインキャスト、すだちの面々のことについてです。すでにご存じの方もおいでだと思いますが、すだちというグループは実在しています。
サキ:話の中に出てくる豪徳寺さんやニャン子さん、プッチーさんといった面々も実在の人物ね。
殻鎖:うむ。この物語は、俺がすだちの方々から許可を頂いて書かせてもらったものなのです。
サキ:ただし、物語の内容は全てフィクションと。
殻鎖:うん。ここで記しておきますと、作中の人物については豪徳寺康成、ニャン子、プッチー、居村章子、山下アキラ、尾崎愛梨、大野D(敬称略)を除いた人物は全て架空の人物となっています。
サキ:……ノンフィクションキャラ、多くない?
殻鎖:ま、まぁ……作中に登場するラジオ番組(こちらも実在しています。殻鎖の地元、徳島のAMローカル局にて2003年現在も放送中です)を絡めようとすると、どうしてもこの辺りの方々は出したいな〜なんて思って。テヘ♪
サキ:テヘ♪とか言ってるし。そういうことはご自分の顔を鏡で見ながらおっしゃいなさい。
殻鎖:そりゃどういう意味やねん。って相手してたらキリないな……
 では話を戻して。そもそもすだちとはどういったグループなのか。それについて説明をしておきましょう。
 サキ、頼むぞ。
サキ:すだちとは1999年の6月に結成されたアコースティック・デュオです。結成のきっかけは徳島市内の某ライブハウスで、ぶっつけ本番で行ったライブが大盛況だったからとか。結成当初は豪徳寺康成、ニャン子の男性二人組だったのですが、2002年にプッチーという女性がキーボード担当として加入。それ以後は主に三人で活動をするようになった……と。
殻鎖:そして……ここで一つ残念なお知らせをしなければなりません。
 先日のライブにて、プッチーがすだち卒業宣言を致しました。すだちに加入して約一年、長かったようで実は短かったって感じですね。プッチーの活躍も素晴らしかっただけに何とも……
サキ:すだちの一員でもないのに偉そうに……
殻鎖:はいそこ、やかまし。
 まぁ真剣な話で……ホントにプッチーの歌や演奏も良かったんですけど、この度彼女はすだちを卒業することとなりました。残念ですが仕方ありません。ファンとしては笑って見送ってあげたいと思いますね。
サキ:そしてすだちはオッサン二人組に戻る、と…… 
殻鎖:コラそこ、ボソボソいらんことばっかり言わない!
 まぁ何はともあれ、プッチーの引退は作者にとってもそれなりの衝撃がありました。そのために大急ぎで加筆した部分なんかもあるんですが……良かったら探してみて下さい。
サキ:読めば一発で分かります、多分。
殻鎖:だからぁ、横から茶々を入れんなよ〜。
サキ:そうでもないと湿っぽくなっちゃうでしょうが。ほら、泣かないの。
殻鎖:うぅ……
サキ:ホラ、解説解説。
殻鎖:分かってるって。そだな……次は物語構成について少し話しとうとこうかな。
 え〜と読んでいただければ分かると思いますが、この物語は大きく分けて二つのストーリーから成り立っています。まぁ豪徳寺ストーリーとニャン子ストーリーといったところでしょうか。
サキ:私が登場するのは主に豪徳寺ストーリーの方ね。
殻鎖:そうそう。まあ実在の人物をモデルにして書かせていただく機会は滅多にないし、どうせならと思ってこういう形にしてみました。
 所々で二つの物語をザッピングさせてみたり……こういうのはサウンドノベルというジャンルのTVゲームにもよく見られる手法ですね。
サキ:このゲーマー……
殻鎖:うっさい。
 と突っ込みを入れたところでだいたいあとがきで喋りたかったことは全部喋ったんですが……最後に一つお知らせがあります。
サキ:お知らせ?
殻鎖:おう、それもお前のことだ。
サキ:私?
殻鎖:実は今、殻鎖はこの小説SU・DA・CHIに登場したとあるフィクションのキャラクターを主役に置いて、新たなる物語を立ち上げてみようかな〜なんて考えていたりします。
サキ:ちょっと待って。そのキャラクターって……
殻鎖:うん、お前だ。
サキ:えぇ!?
殻鎖:コンセプトなんかもある程度決まってたりします。少しぶっちゃけると……『過去を持たない主人公』ってところでしょうか。
サキ:何それ……?
殻鎖:こちらの物語を皆様にお見せできるのはもうしばらく先になるかもしれませんが、できれば気長に待ってやって下さい。
サキ:ちょっと待って。私、メチャクチャ気になるんですけど……
殻鎖:そういうわけで。次回会える時を楽しみにしています。
サキ:ちょっと、シメが急すぎ! 何?私主人公の話って何?
殻鎖:それでは、また会いましょう。
サキ:気になる〜!後でこっそり教えてね。
 ……それでは皆様ごきげんよう。
殻鎖:……最後だけ猫かぶるなよ、オイ。

p.s. 最後の最後になりましたが読者の皆様方に深く御礼申し上げます。
 そのついでと言っては何ですが、今回もちょっとしたあとがきクイズをしてみましょうか。
 問題。実はこの物語の中には、ある形でこっそりと作者……殻鎖希が登場しています。果たしてどの場面のどういったキャラで登場しているでしょうか?
 よろしければまたこちらの解答についても考えてみて下さいね。では。

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Novel Editor