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死ぬ事は逃げることだ
考える事を止め、苦悩から解放されたいが為に
弱い人間は 死を望む
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たとえこの目が見えなくとも たとえこの手足がちぎれようとも
さあ、前へ進もう
それが間違いだとしても
僕らは決して立ち止まりはしない
強い意志(こころ)を持って
〜八百にーん〜
紫苑 「どうもこんにちは、紫苑です。やっとのことで出て来られ――」 (以下 紫) ユーン 「ガーッハッハッハッハー!!お前ら覚えているか、ユーン様だ!!忘れていやがったら承知しねえぞ!!」 (以下 ユ) 紫 「おや?ユーンって………ああ、ラービニのドうるさい科学者ですか。何でこんな所にいらっしゃったので?確か、自分の記憶が正しければ、あなたは牢屋に入れられているはずですが…?」
ユ 「そんな細けぇこたぁ気にすんな!今日は俺様が主役だ!手前は引っ込んでろ!!」
紫 「そんな…せっかく出てこ――」
ユ 「今日は俺様宛てのメールが来たから、それを読んでやるぞ!ありがたく思え!!」
紫 「アドレス載せてないのにどうしてメールが…」
ユ 「えー、なになに?“ユーン様の×××が△△△で素敵すぎーvv是非、またあの言葉を言って下さい!!”」
紫 「あなたの何が何で素敵なんですか?」
ユ 「ここまで誉められちまやー、リクエストに答えなきゃなぁ!」
紫 「あなたの世界に英語はありませんが…?」
ユ 「いいかー!?一度しか言わねえから、よーっく聞くんだぞ!!“俺様は――」
紫 「あー…長くなりそうなので、切らせていただきます。皆様、大変ご迷惑をおかけしました。キリ番が千人いったら、番外編を載せようと思っているので、」
ユ 「“まさに世界の英雄!光の創造主!――」
紫 「楽しみな方は楽しみにしていて下さい。さて、」
ユ 「“もはやこの世に俺様の右に出る者はいなーい!!!”」
紫 (パチンッと指を鳴らして)「脱獄者を連れて行ってください」
牢番人 「「「「ウッス」」」」
ユ 「なっなんだ貴様らはっ!!」(牢番人に両手足をつかまれ、生贄のように担がれたまま、遠ざかる)
紫 「ここまで読んでくださって、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。それではまた、お会いできることを心待ちにしております」
ユ 「今後の俺様の活躍にも期待しとけよー!!!」
紫 「あなたの出番はもう終わりですってば…」
その真相やいかに!?(えっ!?
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