■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

ノストイ〜帰還物語〜第三部 作者:紫苑璃苑

第40回   祝!キリ番3000人突破記念!新作品紹介

 【WEISSE】


 時は、狩る者と狩られる者がぶつかり合う混沌の世。



 人々は家に街に国に、厚い厚い壁を築き


 “外から来るもの”を忌み嫌い、恐れた


 そんな中、ほんの一握りの者たちは
 
 
 危険を顧(かえり)みず、国と国を自由に行き来するようになった


 人々は彼らを、羨望と畏怖を込めて







  《アストラ》と呼ぶ










 何もない草原を、二人の影が歩いている。
 一人は漆黒の髪にスカイブルーの瞳を伊達眼鏡で飾った、ファッショナブルないかにも軽そうな男。
 一人は大き目の帽子を目深に被り、素肌を一切見せない服装の痩躯。その肩には、リスネコが起用に丸まってうとうとしている。

 「なあルレイ。メシまだ?」
黒髪の男がうんざりした顔で、重そうな足を懸命に動かす。
「三時間前に食べたばかりだろ。もうすぐ街に着く。我慢しろ」
帽子の、声から察するに男が答えた。
『まったく、食い意地の張った奴じゃのう(−。−)』
二人とは別の声がした。しかし、辺りに他の人影は見られない。
「うるせーよ!非常食は黙ってろ!!\(`□´)ノ」
『年配に対して非常食とは何じゃ!失礼だとは思わんのかホムラ!食われる前にお前の鼻頭を食ってやろうか!?』
「んだとー!?この喋るリスネコ!!」
ルレイの肩で丸まっていた動物が、威嚇の声を上げた。
黒髪の男、ホムラと言い争いを始めたこの動物が、先ほどの声の主らしい。
「・・・・・・ホムラ、フェイ。夕飯抜き決定」
「『!!!?煤i0○0;)』」
「ま、ままままて待てまて!!そりゃ困るよ、ルレイ!」
『う、うむ!困る。言い争いはやめる。だから、そんな事を言うでない!」
「・・・はぁ」


 そうして今日も、赤が燃え落ちる・・・






 〜ってな感じです!〜

 人物設定はこんな感じですかね。・・・わかります?

 沈着冷静・氷のような謎だらけの痩躯、ルレイ。
 感覚だけでで行動する第六感男・猪突猛進馬鹿なホムラ。
 結構物知りでジジくさい喋るお茶目な動物、フェイ。

 まあ大体この二人と一匹で旅をして、何やかんやあって、一騒動!な話になる予定です。(予定は未定ですので、多少変わってても気にしない!)

 まだ重要な事柄を紹介していないので、また機会があったら徐々に紹介していきます。
 それではまた!ノシ

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections