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「セリナ!セリナー!!」
「譲ちゃん、危ねえって!」
どうしましょう!何度も身を捩じらせるオーケアニテスさんに一生懸命しがみ付いていたセリナが、ついに海へ投げ出されてしまいました。
どうしてセリナが行かなくてはいけなかったのでしょうか。どうして私はあの時、彼女の反対を押し切ってでも一緒に行こうとはしなかったのでしょうか。止められなかったのでしょうか。
「舟を出して下さい!早く!!」 「譲ちゃん、悪いけど・・・」 「なぜ!?どうしてですか!どうしてあなた方は人が海に投げ出されても動こうとはしないのですか!?私たちが他人だからですか!?でしたら、セリナが人でもないオーケアニテスさんを助けに行ったのは、どうしてですか!」
私の問い掛けに答えられる方はいませんでした。誰もかれもが目をそらして、合わせないようにしています。
「――お、おい・・・」
信じられない、と声が上がったのはその時でした。 どなたかが海を指し、つられて他の方々もそちらへ目を向けます。私もその一人でした。そして――
「あれは・・・セリ、ナ・・・?」
遠目にもわかるほどの大きな淡い膜の中に、セリナらしき人物が横たわっていました。そして、丸い膜を抱えているのは、先程まで暴れていた、オーケアニテスでした。
〜ども〜 今回も短めですね。ちょーど区切りが良かったんで…。 さ、サボっている訳ではないんですよ?ちゃーんと、ストックも溜めてますよ。ええ、もちろん。 そういえば、学生の皆さんはもう学校が始まっているようですね。 みなさーん!夏ボケしてませんかー!?自分は今まさにそれ。は〜あ。だっり〜
そんな感じで、次回もよろしくお願いします。
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