〜お詫び〜 前作の最後辺り、文字化けしてまたね。申し訳ありませんでした。おそらく、 「セリナ」 「ん?」 「結局何も聞き出せなかったわ」 「・・・・・・・・・・・・・・・あ"」
に、したかったのです。“あ”に濁点をね。うまくいきませんでした(泣 見落としていました(謝 許して下さい(懇 では、少々短めですが、本編をお楽しみください。
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ミアルを発って四日が経った。 誰かの“島が見えたぞー“って言うのが聞こえて、甲板へ出てみる。 大きな島だった。 ディバイン大陸ほどではないにしろ、今まで見た中で一番大きな島だと思う。まだ遠いからよくは見えないけれど、丘や山が多いのか、かなり高い所で起伏が見られる。それにしても・・・ちょっとでこぼこしすぎかな?
「なにあれ」
船がもっと島に近付いて、より島の様子が見えるようになったとき、わたしは思わず我が目を疑った。 わたしが山だと思っていたそれは、幾重にも積み重なった積み木のような建物で、山頂だと思っていたのは格家々のてっぺんだった。もっと近づくと、家のテラスからはいくつもの道が伸びていて、橋のようにテラスとテラスをつないでいた。 パッと見ごちゃごちゃしていそうだったけど、実際船を降りてみるとこれがなかなかいい。小奇麗な瀟洒(しょうしゃ)な飾りの建物が多く、都会の整った眺めとはまた違った統一性を感じられた。クモの巣とも見える町には人が溢れていて、お祭り並みに賑やかだった。
バイルー号は一泊する予定なので、私たちは明日の昼頃まで自由行動だ。なので、喜んで島へ観光に出かけた。
町を歩いていると、いろんな所から声を掛けられた。自分の作った商品の自慢を聞いてくれとか、買ってくれとか、試さないか?とか・・・。その全てにおいて個人が発明した機械や薬だった。ナギの話によると、この島“レジン“は<探求者の島>と呼ばれており、一番最初に科学者と名乗る人が現れた所でもある。 ちなみに、世界で一番人口が多い。だから余計に人が集まって、家を上へと増築するしかなくなってしまったみたい。それでもこうして均衡が取れているのは、やっぱり科学者が計算しているからかな。
この日は町の中をぐるっと回って、経費削減のため、船に戻って夜を明かした。
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