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夕顔 作者:水野 美晴

第2回   向日葵



 「花火」


 宙に浮く

 私は花火。

 キミは星。


 私は一生懸命、背伸びして

 キミの元へ行こうとする。


 でも、届かない。


 キミに逢いたい―





 「夏の思い出」


 幾年も幾年も

 夏を迎えた

 でも

 君は現れない。

 わかっている。

 けれど、また今年もきてしまう。

 『三年後の夏、必ずここに迎えにくる。』

 と言った、

 あの季節の

 この浜辺に。





 「たいよう」


 よく晴れた

 日曜日の空。

 空に向かって

 手を伸ばした。

 太陽を掴みたくて、

 あたしも太陽みたいに、

 眩しくなりたくて。





 「虹の旅」


 いつか

 虹にのって

 遠く、誰もいない所へ

 行ってみたいな





 「ひまわり」


 ひまわりのように、

 明るく、

 前向きに生きよう。

 そう感じた、

 夏のお昼頃。












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